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PDF 団長の独り言 2017.01.22

1月22日(日)「行くぞぉ!」

9月から始まった
「すぽっとらいと in 板橋」の稽古も、
本日が最終稽古日となる。

稽古が始まったばかりの9月頃は、
何せ夏が終わらないうちから始めた
稽古なので、
「真冬に公演がある」ってのが、
いまいちピンとこなくてねぇ・・。

それがそれが、もう数日後には
劇場入りなんですよねぇ。

今回は、本番1か月を切ったという時期に
2人の役者が病気での降板となり、
さすがの私も「こりゃーピンチ!」と
思ったけれど、
セリフが膨大な量に増えた三上真理さんと、
2週間前に代役として来てくれた
木村博彦さんがめちゃくちゃ努力し、
また急遽参加していただけることとなった
桃太郎さんも、
舞台スタッフ&役者として、
場を大いに盛り上げてくださり、

あとは他のメンバーも
「このピンチをチャンスに変えよう!」
という気迫と明るさで稽古に
一生懸命励んだ。

その結果、劇団史上最高の
「すぽっとらいと」に仕上がった!と、
この2日間に行った、総仕上げ稽古
で実感した。

まず昨日土曜日、
午前10時半から受付スタッフの
リーダー会議。

前回公演での反省点を踏まえ、
改善点など徹底的に議論をしたが、
本当に皆さん、頼もしいわ。

今回は1回限りの公演ってこともあり、
現時点(1月21日)で、ほぼ満席。

そのため当日券でのご入場の方は
キャンセル待ちが確実となったので、
その対策等も綿密に話し合った。

午後からは、全スタッフさんが
お越しになる中での総通し稽古。

舞台監督さんを中心に、
関係者席となる正面のテーブルは、
こちらも満席。

だから演出である私は、
部屋の隅っこに演出席をつくると、

「団長?そんなところでいいんですか?」

と舞台監督の高橋さんが
声を掛けてくれるが、
やっぱりスタッフさん達に
じっくり観ていただくことが大事だからね。

一方役者達は、いつも以上に
緊張感漂う稽古場だからこそ、
あえてリラックスをしながら、
衣裳にメイクに準備に余念がない。

そんなみんなからは、
真剣な中にも「演じることを楽しむ!」って
雰囲気が伝わってくる。

廊下ですれ違った宮坂真理さんが、

「お祭りの準備をしているみたいで、
稽古場の雰囲気が、すごくいいですね!」

と言って微笑んだけど、
本当にそんな感じ。

ただそのお祭りムードも、
総通し稽古開始15分前から
シーンと静まりかえり、
精神統一する者、
台本で自分のセリフを再確認する者、
静かにストレッチをする者、
転換スタッフさんと
打ち合わせする者と、
一気に緊張感が高まる。

そしていざ通し稽古を開始したら、
まるで最初からこのキャストで
やってきたかのように、
すごくまとまったいい芝居。

それでも脚本変更した箇所とか、
新メンバーの木村さんと、
他のメンバーとの兼ね合い等、
客観的に見てどうなんだろう?
って心配になり、

総通し稽古を終えた後、
スタッフさん達に「どうでした?」と聞くと、

「よくぞここまで仕上げましたね!」
「バッチリです!」

という言葉を頂戴する。

皆さんとも長い付き合いなので、
お世辞を言う人達じゃないし、
これまでも、おかしい箇所は
遠慮なく言ってくれていたので、
皆さんの感想を聞いてホッとする。

ただ気になった箇所も
2箇所ほどあったとのことで、
その部分は夜の稽古で修正した。

そして迎えた本日の最終通し稽古では、
私自身、
これまでにない役の感情が湧いて来て、
最高に集中できたし、他のメンバーも、
これまでの稽古の中で
一番涙を流していたんじゃないの!
ってくらい、役の人物にはまり込んだ
いい芝居を見せてくれて、
すごい最終通し稽古となった。

夜は、それでも気になった箇所を
徹底的に抜いての稽古。

しかし最終日だし、
みんなも相当疲れが溜まっていることだし、
稽古を早めに終わろう!って思っていたら、

「あそこのシーンをもっとやりたい!」
「どこそこのシーンが不安」

と次から次へと、役者達からの注文が入る。

本当にみんな一生懸命!

ヘトヘトなはずなのに、
お付き合いする役者も嫌な顔ひとつせず、
結局、部屋を借りられる時間
ギリギリまで稽古を行い、
すべての稽古は終了したのでした。

いよいよ数日後は劇場入り!
翌日は本番!

始まるぞ!やるぞ!楽しむぞ!
皆様、劇場でお会いしましょう。