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PDF 団長の独り言 2017.02.26

2月26日(日)「再演作品を上演する意味」(鈴木千秋の独り言)

「団長の独り言」をご愛読の皆様、こんにちは!
公演を終えての特別編ということで、
鈴木千秋の独り言をお届けいたします。

「すぽっとらいと in 板橋」は、
お陰様で公演は大成功を収めることができました。
ご来場の皆様、本当にありがとうございます。

芝居のエンディングで、
鈴木演じる新人マネージャー・
村野裕美の最後のセリフ、

「そして和世さんは、
再び歌手として走りはじめました」

を言い終えると、
会場中が笑顔になり、拍手が起こりました。

続いて「明日への旅路」のイントロが流れ、
幕が上がり舞台上に
演歌歌手・河内森和世(佐藤睦子)が登場すると、
一段と大きな拍手と大向こう!
会場中の皆が和世を応援する
温かい空気で包まれ、
胸にグッとくるものがありました。

さて、この度の再演では
数名のキャストが代わり、
新たな作品として稽古を重ねてきましたが、
本番まで1か月を切ったという時期に、
2名の役者が病気・ケガのためやむを得ず降板・・・
キャスト変更など、想定外の出来事が色々とありました。

私に関するところでは、
本番直前のリハーサルで、
団長演じる郡津が歌いながら客席から
登場するシーンでのこと。

音に合わせて、
団長と同じステップを数回踏むのですが、
タイミングを誤り派手に転倒!

会場でリハーサルをご覧になっている
受付スタッフさん達から笑いが起き、
おまけにヒールがパンツの裾に突き刺さり、
破れてしまうというハプニング!

後で聞いた話ですが、
団長はこの時「(骨が)折れたか!?」と
脳裏をよぎったそうです。

私は起き上がり芝居を続けたので、
大事には至らなかったと
安堵したとのことでした。

そんなご心配をおかけしてしまった、
このステップですが、
10年前、
初めて「すぽっとらいと」に出演したとき、
急きょつけた振りでした。

劇場入りして、場当たりの時に、
団長の登場の仕方と脚の長さを見て、

「こういうステップを踏むのは
いかがでしょうか?」

と提案したところ、
OKをいただいたことも懐かしい思い出です。

他にも、脚本にあった角丸食品のCMソングに
音程をつけて踊りながら歌ってみたら、
アマティーの伴奏が入り、照明まで
変化するという大掛かりなものになったのですが、
「面白ければOK」というスタンスの団長からの
OKをいただき、非常に嬉しかったことを
覚えています。

さてさて、先日とある芝居の再演作品を
観る機会がありました。

以前にその舞台を観てすごく良かったので、
再演されると知り、
ぜひともまた観てみたいと思い、
劇場に足を運びました。

舞台での芝居を観てみて、
内容を知っている芝居を
もう一度観たいと思うのは、
すごくいい芝居だったからで、
初演で感じた笑い、涙、新鮮さや衝撃、感動、
そういったものをもう一度、体感したいものです。

しかし私が観たその作品は、
前回と同じレベルで大変面白かったにも
かかわらず、前回以下に感じてしまいました。

再演作品というのは、
前回以上のことをやらなければ、

「前より良かった!」

とはならないんだなぁ・・・

同じ演目を数か月後に上演するというのは
こういうことなんだなぁ・・・

と、今回再演の芝居を客席から観てみて、
お客様に満足していただくことの
大変さを実感させられました。

劇団ふぁんハウスでは、夏に赤坂、
冬は主に板橋で再演というスタイルが
定着しています。

再演の度、団長を筆頭に多大な熱量を発し、
前回を凌ぐ作品を!
という想いで芝居を作ってきました。

お陰様でお客様からは、
前回よりも良かったと
言っていただくことができています。

毎回の公演を大切に、
お客様の心に響く作品を作って参ります!
次回は、暑ーい8月、真夏の赤坂公演です。
皆様、新作の舞台、
楽しみにしていてくださいね。