Page15 -「朝から晩まで」


『団長の独り言』PDFファイル(A4サイズ)
↓ こちらからダウンロードできます。
PDF 団長の独り言 2017.06.11

6月11日(日) 「朝から晩まで」

今日(6月11日)は、
朝から夜の稽古まで、
劇団メンバー数名と共に行動した。

まず朝の9時、現在病気療養中の
劇団メンバー三田ヒデさんと一緒に、
ファミレスでモーニングを食べながら、
約2時間、楽しいひと時を過ごす。

ヒデさんは、
前回公演「すぽっとらいとin板橋」の
稽古も佳境に入り、
本番まで1か月を切った正月3日の朝、
体調不良を理由に突然の降板・・・

ヒデさんから連絡を受けたときは
何が何だか分からず、
すっかり正月気分も吹っ飛び、
あちらこちらに連絡をして
対策を練り、かなりドタバタした。

時期も時期だし、
一瞬「公演中止」ってことも
脳裏をよぎったが、

「大勢のお客様が、我々のお芝居を
楽しみに待ってくださっている!」

そんなお客様の笑顔を思い出し、
みんなで力を合わせ、

そして何より、
代役の木村さんの御尽力で
「すぽっとらいとin板橋」は、
超満員のお客様がお越しいただいた中、
大成功を収めることができた。

あれから数か月・・・
ぼちぼちヒデさんも
精神的に落ち着いた頃だろうと思い、
今日は劇団みんなで久々の再会を果たした。

元気!元気!
ヒデさんはヒデさんだった!

途中降板で迷惑をかけたって
しきりに気にして、
申し訳なさそうにしていたけれど、
何はともあれ公演は成功したわけだし、
今こうしてヒデさんと
再会できたことがすごく嬉しかった。

モーニングを食べながら、
過去、本番中にヒデさんが
やらかした珍事件や、
劇団ふぁんハウスが沈没しかけた時に、

「団長!頑張りましょう!」

って、
こちらの手が痛くなるほどの握力で
私の手を握ってくれた
あの時の話などで盛り上がり、
2時間、みんなで笑いっぱなし。

「食欲ないんだよね・・・」

って言ってたくせに、
同伴された奥様が驚くくらい、
今日のヒデさんは、
すごくよく食べていた。

早く良くなって一緒に芝居やろう!
って約束をして、次なる目的地、
都内某所の中学校へ向かい、演劇部の指導に。

こちらの演劇部の皆さんとともに
汗を流すようになってから、
かれこれ3年かな?

前回は5月に「演劇の基礎」を
徹底的に行ったのだが、
今日は10月に行われる
「本公演」に向けての稽古に参加。

まずは基礎訓練を行うが、
みんな素直で一生懸命!

そんなみんなと大笑いしながら、

「楽しみながら行う演劇基礎」
をみっちりやって、
心と体がリラックスしたところで
新作の稽古だ。

今年度の新作は、
3年生の部長・Tさんが描いた脚本で、
船で世界を駆け回るサーカス一座の
団長と団員達の感動的な物語。

前回お邪魔した時、

「感想を聞かせてください!」

って部長のTさんから言われていたので、
脚本の疑問点や改善点など記したメールを、
顧問の先生にお送りしておいた。

すると!見事に私のダメが改善され、
脚本の背景となる
「サーカス団の移住スペースの絵を描いて、
出演者みんなで共有する事」
っていうアドバイスも、
ちゃーんと実行していて、

私たちにも説明するために、
ホワイトボードにシャシャっと、
「見取り図」を、ものすごく上手に
描いてしまう辺りはさすが!

まだ本読みの段階ではあったけれど、
私は演出のTさんが、
どういうイメージでいるのか、
細かく聞き取り、その演出に沿って、
感性豊かなメンバー達がどう演じるか等
アドバイスをして、
みんなで作品の骨格作りを行い、
今日のところはタイムアップ!

3時間の指導を終え、
今度は
我々の本日のメインイベントとなる
「ふきのとう物語」の稽古場へ。

今日から、
山中良子さんも稽古に参加する。

良子さんは、数年前上演した
「夢のカーテンコール」に出演して以来、
劇団ふぁんハウスでの芝居となる。

早速、良子さんが登場する場面を
順を追って進めると、
役がハマったのか、
良子さんが役を引き寄せたのか、
何の違和感もなく「人形劇団ふきのとう」の
メンバーとして溶け込んで、
いい感じの芝居を披露してくれた。

そして、私演じる「田岡」の
一人芝居のシーンの稽古も行った。

私は完全に一役者に徹して、
杉山さんと睦子さんから
ダメを出してもらい、
修正につぐ修正をしていくと、
セリフも動きも整理されて、
結構スッキリして、
演じる私の不安も少し和らいだ。

稽古場も、明るくて雰囲気もいい。

せっかくみんなの雰囲気がいいので、
エンディングまで持っていけば、
作者の私が言うのも何なのだが、
「作品の良さ」が、
チラリと見えた気がした
今日の団長でありました。