Page14 –「楽しみだねぇ。」


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団長の独り言 2018.06.03

6月3日(日) 「楽しみだねぇ。」

「斜めの末吉家」での芝居にも、
役者も私も随分と慣れてきた。

あっ!「斜めの末吉家」ってのは、
前々回の「団長の独り言」で紹介したので、
詳しくはそちらのバックナンバーを
読んでいただくとして、

【参照】団長の独り言 Page12 -「おおおお!」
http://www.funhouse.ne.jp/archives/17281

簡単にご説明いたしますと、
今回の作品「夢めぐり」の舞台セットの
メインとなる「末吉家」は、

客席に向かって、
正面を向いて建つのではなく、

舞台面から15度の角度をつけ、
上手(客席から見て右手)奥に
セットを振った状態で建つので、
「斜めの末吉家」と我々は呼んでいる。

あっ!ちなみに前々回の
「団長の独り言」では、

「舞台面から30度の角度をつけて・・」

とお伝えしたけれど、
それは私が適当に言っただけでして、

昨日舞台美術の三井さんから
届いた正式図面をみたら、

角度が「15度」と記されていた!
(三井さん、ごめんなさい!)

でもねぇー15度とはいえども、
結構角度があるように見えるし、
実際に奥行きもあり、
これまでの「額縁芝居」とは
全然違うんですよ!

そうそう、
昨日送られてきた正式図面には、
客席から見た「末吉家」の
「ラフ画」と呼ばれる「絵」も送られてきて、

それを見たメンバー一同は、
「おおお!」って声を出し、
子供のように目を輝かせた。

高校生メンバーの愛依梨ちゃんや、
大学1年生メンバーの美和風に言えば
「超やばい!」くらい素敵!

その「超やばい!」舞台セットの
斜め加減や位置関係を稽古場に
再現するために、
ビニールテープや養生テープ、
そして「紐」を駆使して
記し付けをしていく。

ただこの作業、
図面が届いたばかりの頃は、
セッティングにも随分と
時間がかかっていたのに、

今じゃーメンバー達も
感覚を掴んできたようで、

昨日や今日の稽古では、
結構手慣れた感じで記し付け(バミリ)を
しておりましたなぁ。

こうして稽古場に登場した「末吉家」では、
「家族」「恩人・幼馴染」「友人・仲間」達の
息もどんどん合ってきて、
まだ衣裳も定まっていないけれど、
こちらが「演出」をしているってのを
忘れるくらい、引き込まれる場面ばかり。

芝居に見惚れてしまうってのかなぁ?

それでね、フッと私の隣に座っている「末吉家」の
シーンには出ない、劇団ふぁんハウス初出演の
小森さんを見ると、

ある時は大笑いをして、
ある時は優しい微笑みで、
そしてある時は涙ぐみながら、
もう完全に観客の顔をして、
稽古を観ているのですわ。

まだまだ皆さん、
セリフがうろ覚えなんだけど、
いい雰囲気を出してくれているのだから、
稽古を重ねるにつれ、
もっといい感じになるのは
間違いないですなぁ。

このような
いい雰囲気を醸し出しているのは、

休憩時間やシーンとシーンの
合間のちょっとした時間を利用して、
それぞれ絡む役者達が、打ち合わせ等の
コミュニケーションを取っている
その「チームワーク」が、
芝居にも表れているんだなぁーってしみじみ。

私も出演者でもあるので、
皆さんと役作りでのコミュニケーションを
取りたりところではあるのだが、
残念ながら、私演じる「橋爪」っていう
芸能事務所の社長の役は、
基本的に孤独な役でして、
皆さんとの団欒には
役者としては加われないのですよ・・・・。

でもね、今回はキャスティングで
かなり苦労しただけに、
笑顔と真剣さが混じりあった
活気ある稽古場がね、
すごく嬉しいのですよ。

この雰囲気を大切にしつつ、
さらに稽古を充実させて、
これからも役者達と相談しながら、
よりいい作品にすべく、
残りの稽古を大事にしたいものですね。

さて、その「夢めぐり」だが、
今回もKissポート財団様の特別共催の元、
港区の公立小学校・中学校の児童・生徒の
皆さん一人一人に、公演チラシを
配っていただけるとのことで、

今日は昼間からメンバーが稽古場に集結し、
各学校ごとの児童・生徒さんの
人数分チラシを数え、まとめて封筒に入れ、
そして発送する作業を行った。

実はこの作業、
毎回とても時間のかかる作業なのだが、
今日は受付スタッフの野口さんが、
効率のいい数え方を指南してくれてたので、
あっという間に終了!

おかげ様で稽古開始までの
時間的な余裕も出来て、
みなでファミレスに移動し、

コミュニケーションをたっぷり取り、
いい雰囲気の中、
この日の夜の稽古では、
原田さん演じる「二郎」のシーンを中心に
充実した稽古を行ったのでした。