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団長の独り言 2018.09

「夢めぐりと私」(小山恵子)

「団長の独り言」をご愛読のみなさま、
こんにちは。
久しぶりの登場の小山恵子です。

おかげさまで第34回公演「夢めぐり」は、
劇団ふぁんハウス創立20周年記念公演に
相応しい舞台となり、
大成功を収めることができました。

「夢めぐり」は10年前、
劇団ふぁんハウス創立10周年記念公演で
上演した作品でした。

当時、メンバーになって間もないのに
10周年の記念公演に出演できるなんて、
ラッキーなんて思っていましたが、

まさか10年後の20周年記念公演にまで
自分が出演するなんて
思ってもいませんでした。

随分長くふぁんハウスで
お世話になっているのですね!
自分でもビックリしています(笑)。

10年前の「夢めぐり」でいただいた役は、
末吉家長男の嫁・多恵さんでして、
今いるメンバーからは、

「えぇー、想像つかないー」

なんて言われてしまいます。

初演「夢めぐり」では、
末吉家の家事をはじめ
末吉家の全てを任されているのは
多恵さんだったので、

台本を読んでいると、
物語の中心である末吉家の中で
居なくてはならない人物だと感じ、
セリフを話さない時の芝居、
さりげなく自然に動いて、
普段の生活をその空間で表現する
難しさはありましたが、
自分にとって非常に
勉強になった役でした。

内面はもちろんのこと
末吉家のセットの空間や小道具も含めて、
普通に生活している感を出すことを
意識していたのを思い出しました。

そのせいか末吉家のセットや
小道具に愛着を感じ、
舞台「夢めぐり」自体が私にとって、
田舎のなにげない生活がそこにあって
落ち着けて癒される作品でした。

そんな夢めぐりが、
20周年記念で上演することが決定!
多恵さんとも再び出会い、
10年後の私が
どう演じるか色々と考えていたら、

なんと!多恵さんの義理のお姉さん
正子さん役をいただきました。

予想外なことでしたので、
同じ「夢めぐり」でも
初めての感覚があって、
読み合わせの時は、
かなり緊張していました。

でもとても新鮮な気持ちで
作品と向き合えて、
なによりも再び「夢めぐり」
の舞台に立てることは、
心から嬉しいことでした。

10年後の30周年記念では
また「夢めぐり」!!
と思うと楽しみですが、
自分の年齢のことを考えると・・・
元気で舞台に立てることが
できれば幸せです。

公演への稽古が始まると
舞台の幕が開くまで、
考えもしなかった出来事が
次から次へと起きます。

それはドラマよりも
ドラマチックだったりもします。

現実に起こっていることを
信じたくなかったり、
突然のヘビーな出来事に
頭や気持ちがついて行けなく
なりそうになります。

それでも

「楽しみにしてくださっているお客様」

のために
前を向いていて突き進んでいると、

不思議なご縁や出会いがあって、
乗り越えることが今回もできました。

どんな事があっても、
ぶれることなく信念を強く持って
常に向き合っていれば、
自然と道は開けるのかもしれません。

何かをずっと続けていくうえで、
最も大切なことだと
今回つくづく感じました。

今回の公演では、
終演後もしばらくの間、
舞台や稽古の夢ばかり見続けていました。

舞台を観に来てくれた友人と会って、
直接良かったという感想を何度か聞いて、
やっと安心したのか夢も見なくなりました。

精神的な疲れもやっととれて、
次回公演へ向けて
準備できるようになりました。

言葉は言霊というだけあって、
ありがたい言葉をいただくと、
心に陽のエネルギーをもたらしてくれます。

創立20周年を迎えた劇団ふぁんハウス。
続けることの大変さを
十分に味わったうえで、
さらに次へのステップへ向かい走り続けます。

次回は、新年早々の1月5日(土)、
板橋区立文化会館にて「夢めぐり in板橋」です。

たくさんのお客様の笑顔にめぐり会えるよう、
前回公演の反省を踏まえ、
しっかりと真剣に稽古に臨んで、
新たな「夢めぐり」をおみせします。

今後とも劇団ふぁんハウスを
よろしくお願いいたします。