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団長の独り言 2019.03.03

「さて、またやりますかぁ!」

前回の本番は1月5日に無事終了し、
良かった!良かった!と喜びながら、
一息ついている暇もなく、
私の心は地獄の「新作執筆」に縛られる。

時間があればパソコンに向かうものの、
30分やってはパソコンのキーボードに
指を乗せたまま寝てしまい、
フッと我にかえって画面を見ていると、
ssssssssssssssssって感じで
同じ文字が画面いっぱいに並んでいる状態の繰り返し。

劇団活動がないのだから、
週末の土日を有効に使って
新作の執筆を行えばいいものを、
なんだか他の事に逃げてばかり・・・

それでもふぁんハウスの作品を
楽しみにしてくださる方々が大勢いてくださるわけだし、
メンバー達からも
「稽古が楽しみ」って会う度に言われるし、
とにかく頑張って描かなきゃな!っていう想いで、
気分転換に6年間使い続けたノートパソコンも
新しく買い替え、気合を入れて登場人物と語り合う。

読みたい本もあるけれど、
パソコンの詳細な設定もしたいけれど、
映画や芝居も観たいけれど、

そんなものはすべて新作が完成してから!と決めて、
特に2月の後半に入ってからは、ほぼノイローゼ状態になり、
「新作」「新作」と唱えて生きてまいりましたが!

つ、ついに!稽古開始の2日前、新作が完成したのです!

ふぅー・・・でもね、
なーんだかすっきり晴れやかな気持ちにならないのは、
「こんな作品で大丈夫だろうか?」
「独りよがりになっていないか?」と
不安だらけだから。

いつもそうなんだけど、
とにかく私は自分の作品に対して自信がない。

脚本を専門的に勉強したわけでもないし、
文学的な表現もないし、
当然ながら「なにがし賞」なんてのも
貰ったこともない・・・

だからいつも新作を最初に第三者に見せるときは、
怯えてしまう。
おまけに今回の作品のテーマは、
「シニア世代の純愛物語」だからねぇ・・・。

この私が恋愛モノを描くなんて、
それこそ、記念すべき第1回作品
「風に吹かれて」以来のことだし、
出来栄えが心配でしょうがない。

そもそも
何故にこんな作品を描こうかと思ったのかといえば、
劇団ふぁんハウスの作品で
「すぽっとらいと」というお芝居がありまして、
売れない演歌歌手だった
河内森和世が色々な人達の協力を得て、
ついに売れっ子歌手になるっていう
サクセス物語。

その主人公の和世には人生をかけて
愛した男がいた。

芝居の中では直接登場こそしなかったけれど、
ストーリーの中で常に「会長」と呼ばれ、
物語の核となる人物。

その「会長」は大企業の会長で、
会長のおかげで歌手としての道も
切り開く事ができたんだけど、
ある理由から和世と会長は、
別れてしまった・・・。

「すぽっとらいと」では、
「その後二人はどうなったか?」
ということに関しては描かれていない。

そこで、
もし数十年ぶりにこの二人が再会したら?って、
夏に突然考え、
そんな二人の純愛物語を書いてみよう!
ということで描き始めた。

ほら昔はシニアの方々が
「恋」だの「恋愛」だのを語ると
「いい年してみっともない」って
言われる時代だったけれど、

今はシニアの人も恋愛大歓迎!って時代となり、
皆さん、とっても元気でパワフルで!
だから大人の清らかな恋ってものを
描いてもいいなぁ?って思い、
「シニア世代の純愛物語」を描いてみたのです。

あっ!
あのベースは「すぽっとらいと」だけど、
続編って事ではなく、
まったく新しい物語に仕上げました。
だから、
「すぽっとらいと」をご覧になっていない方でも
楽しんでいただけるはず。

だけどね、
まずはこの作品がいいかどうか?という
審判を出演者達に下して貰わねばならない。

そこで昨日土曜日、久々に稽古場に
集まる前回公演で共演した懐かしい顔、顔、顔を
前に仮台本を配る。

本当は、この場で読んでもらいたいけれど、
超大作なので、
家でじっくり読んでもらうってことにして、
まずはキャスティング選考を兼ねた
簡単な読み合わせを行う事にした。

当然ながら、
みんな脚本の内容は知らないので
初見状態で演じるのだが、
生き生きとしていて、なかなかいい感じ。

何よりも、
どの顔も「この作品いいじゃない」って
表情なのがありがたいよねぇー。

あとは、みんなが作品を最後まで読み、
どんな感想があるかだけど・・
作品の感想はドキドキしながら来週聞くとするか。

ってなことで!こうして、
21年目の劇団ふぁんハウスが動き出した。

キャスト探しや予算繰りなど、相変わらず問題山積だけど、
それでも脚本さえ出来上がってしまえば、
なんとかなる!
但し面白い脚本ならば!だけどね・・・
さてどうなる事やら。