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団長の独り言 2019.03.10

「新メンバーが続々と!」

前回の稽古では、
完成したばかりの新作を、皆さんに初見で演じてもらい、
大まかなキャスティングは私の頭の中だけで行った。

ただ・・・メインで主役となる
「加瀬会長:72歳」という人物を
誰に演じてもらおうか?
という問題にぶち当たった。

いえね、描いている時から
「加瀬会長」は誰が演じるのだろうか?ってのが、
心の中に引っ掛かってはいたのですよ。

「加瀬会長」を女性に変更して、
劇団ふぁんハウスの役者軍団のなかで
層の厚い女性陣の誰かに演じてもらうか?
とも考えたけれど、
そうなると先が全く思い浮かばないし、
そもそも、それはあまりにも無茶で無理な話なので、
「誰に加瀬会長をやってもらうか?」ってのは、
とりあえず横において、
せっせせっせと執筆活動を続けた。

そういった事は、舞台セットにしてもしかり。
いちいちあの場面はどうするんだ?とか、
あのシーンからこのシーンは
どんな転換にすればいいのか?
などに縛られていてもこれまた話が進まない。

だから「舞台で上演する」って事すらも、
ぜーんぶ忘れて、細かいことを
後回しにして描き上げたのが、
今回の「明日への旅路」という作品。

その「明日への旅路」を演じてくれる各役者の配役は、
一応誰々さんは何役ってのを振り分けてみたら
意外としっくり収まっている。

ただ・・・「加瀬会長」を演じる役者だけが、
どーひねくっても適任者が思い浮かばない。

一方、ネット等の役者募集サイトを
ご覧になった方から何名かいらしたので、
お会いしたけれど、
なかなか相思相愛ってわけにはいかず、
お見合いも破談ばかり・・・。

どうしよう?
「加瀬会長」を決めない事には、
新作「明日(あす)への旅路」は上演できない。

それでも本番はまだ先だし、
そのうち見つかるさぁー
と言いたいところだが、
でもキャストが決まっていなければ
稽古になりゃしない。
しかも万が一「加瀬会長」を演じる役者が
見つからなきゃそれこそ大変・・・。

はぁ〜あと、
ため息をついていたら小森さんからの連絡。

「70代前半の方で、
ふぁんハウスのホームページをご覧になって
興味を持ったって方がいる」との事。

よぉーし!善は急げ!
なんでも早くに行動するってのが
劇団ふぁんハウスの信条だからね。

昨日、稽古が始まる1時間ほど前、
稽古場の最寄り駅すぐのところにある、
今やふぁんハウスにとっては
「行きつけ」となった純喫茶で、
その方、習志野大吾さんとの面談を行う。

色々な話をしたあと、
劇団ふぁんハウスの歴史を説明している過程で、
私がプロの役者をやっていた頃、
付き人をしたことのある大俳優の恩師に、
大吾さんも昔大変お世話になった!という
すごい共通点があって、もぉ〜びっくり!
(数十年前、その恩師の劇団に私が出演した芝居も、
大吾さんはご覧になっていた。)

なんだかんだでずいぶんと話しは盛り上がり、
小一時間ほど話をして稽古場へ移動。

稽古場には、
新作を読み込んだであろうメンバー達が勢ぞろい。

まずは大吾さんを皆さんに紹介して、
私にとっての最大の関心事項である
「脚本の感想」を聞くと、

「大丈夫!」
「そうきたかぁーって感じ」
「ふぁんハウスには珍しい恋愛モノ!」
「面白い!」
「感動した」等々、

みな一様に評価してくれたのでホッとはするが・・・

いざ読み合わせを始めると、
描いている時は夢中になっていたので
気づかなかったけれど、
登場人物達のセリフが長い!長い!
聞いていてあきてしまうほど長い!

それにシーンそのものも偏っていて、
全体のバランスも良くない。

「読物」「会話劇小説」としては
ありなのかもしれないが、
これを舞台で演じるには、かなりスリムにして、
場面を整理しなきゃどうしようもない。

みんなが熱演してくれる
読み合わせを聞きつつ、そう感じた。

そんな中での大吾さん!
最初、みんなのでこぼこした読み合わせと、
私の描いたダラダラした
長いセリフのやり取りを聞いていて、

「参加するのやーめた」

とならないか心配だったけれど、
ちょっと読んでいただくと、
初見であるにもかかわらず
雰囲気のある渋い芝居で、結構ノリノリ。

稽古終了後感想を伺えば、
ストーリーに感動してくださったようで、
正式に参加してくださる事となった!

いやぁー良かった!良かった!
探すのに一番苦労する登場人物だろうなぁーと
思っていただけに、
大吾さんが参加してくださるのは大きい。

他にも、久々に目の見えないメンバーの、
佐野晃芳さんも正式に参加が決定。

佐野さんは劇団設立当初、
劇団ふぁんハウスの演劇教室に
参加してくださったことがあって、
今回縁あって出演希望者として参加してくれた。

彼はなにせポジティブで声がでかくて明るい!
そして何よりも
「熱意」と「やる気」に満ちている。

これから山あり谷ありの
稽古になりますが、よろしくお願いしますね。

こうして、新作「明日への旅路」は
幸先よく動き始めたのでした。