Page19–「初の通し稽古でしたが・・・。」


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団長の独り言 2019.07.07

「初の通し稽古でしたが・・・。」

昨日の昼間の稽古では、
大変お久しぶりに照明をやっていただく
六工房の樋口さんが、
稽古場にお越しになった。

もう8年くらい前になるのかなぁ?
劇団ふぁんハウスの初の試みであった
「ライブショー」なるものを、
「北とぴあ」という劇場で行った時、
初めて樋口さんに照明をお願いした。

その後、何公演かやっていただき、
今回は数年ぶり!
照明プラン&オペレーションは、
樋口さんにやって頂く事になった。

この日は、第1回目の通し稽古を行うので、
役者はもちろん衣裳姿。

なにせ初めての通し稽古だから、
衣裳の早替えが間に合うかどうかも
試さなきゃいけないし、
キャスト全員が衣裳を着て演じる姿を観て、
演出的に衣裳の最終チェックもしたい。
それに何より、
衣裳を着たほうが断然役の人物に集中出来るので、
通し稽古は当然ながら全員衣裳を身に着ける。

さてさて、
今回もプロジェクターをお願いする
若きIT技術者のジュヨン君が
稽古場に来てくれているので、
まずはスライドの打ち合わせ。

「ここのシーンでこんな映像が欲しい」
「ここは、こんな文字を・・・」

と私の要望を受けたジュヨン君は、
手元にあるパソコンで、あっという間に
フェードイン・フェードアウトする文字を打ち込み、
どこかのサイトから画像を引っ張ってきて、
「こんな感じですか?」と見せてくれる。
さすがIT技術者!と感心する。

そこへ樋口さんも来られた。
前回公演の本番の仕込み等で
助っ人として劇場に来られているので
何度もお会いはしているけれど、
樋口さんが劇団ふぁんハウスの稽古場に
お越しになるのは6年ぶり。

色々と世間話もしたいところだが、
時間が限られているので、
大まかな打ち合わせを行い、
まだまだ芝居がズタズタ状態だけど、
とにもかくにも通し稽古を開始した。

うーん・・・出だしは良かったけれど、
あとは・・・テンポが悪すぎる。

今回、
10分間の休憩のある公演にする予定なのだが、
演じる役者達が「お芝居ごっこ」を
一生懸命しているようにしか見えなかったので、
こりゃ〜もう限界だ・・・と思い、

本来の休憩箇所ではないシーンで
芝居を一旦とめて、
一人一人の役者へかなり厳しくダメを出す。
(通し稽古で芝居を止める何てことは、
普通はありえない。)

少しの休憩をはさみ、芝居を再開してみたら、
先ほどよりも、
多少観られる芝居にはなったけれど、
樋口さんとジュヨン君には申し訳のない
通し稽古となってしまったから、
夜、猛特訓をしたのは言うまでもない。

翌日曜日、
13時30分から音声ガイドの収録なので、
アマティーと美和と私とで収録ブースを設置するが、
なにせ音声ガイドのナレーションを担当していただく、
ボイス・エマノンさんは(本名は内緒)、
〇H〇の現役バリバリのアナウンサー。
いわばプロ中のプロの方なのだから、
マイクの位置や
ヘッドフォンから出る音の調整等、
セッティングにはかなり神経を使う。

そこうこうしていると、
何歳になっても爽やかなボイスさんが登場。

お声は毎日番組で聴いてはいるけれど、
直接会うのは1年ぶり。

同い年の彼と再会を喜び合い、
お互いに若さ自慢をしつつ早速収録開始。

それにしても!何度聞いても、
ボイスさんの音声ガイドは聞き取りやすく、
流れるようなナレーションは最高!
百いくつあるガイドを、ノーミスで、
テンポも狂うことなく正確に読んでくれるのは神業!

だから収録はあっというまに終了。
その後、メンバー全員がボイスさんを囲んでの
プチ懇親会も大いに盛り上がった。

ボイスさん、今回もほんまにありがとうございます。
劇場へもぜひ足をお運びくださいね。

そして!休憩をはさみ、
第2回目の通し稽古を開始すれば、

昨日、散々稽古した前半は
驚くほどテンポも良くなり、
8分も時間が縮まる!

しかし、後半がねぇ・・・
かなり雑な感じがしたので、
夜の抜き稽古ではその後半部分の
特にダメなシーンの猛特訓。

何度も何度も役者とディスカッションを繰り返し、
何度も何度もダメを出し、何度目だろうか?
まるで魔法にでもかかったかのように、
一人の役者に魂が入った!

するとどの役者も!これまでなかった
感情が湧き上がっていたのだろう。
皆、涙で声を詰まらせての熱演。

描いた私が言うのもなんなのだが、
「いい作品だなぁ〜」
って思わせてくれる演技を、
ようやく観せてくれたメンバー達でした。