Page26 –「感謝と感動の大成功!」


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団長の独り言 2019.07.28-⑤

「感謝と感動の大成功!」

翌2日目千秋楽。
劇団ふぁんハウスでは珍しく
11時15時の1日2公演。

このタイムスケジュール・・
実は結構タイトなスケジュールと
なってしまった。

いえね当初の予定では、
上演時間を2時間以内に収めるつもりだったので、
このタイムスケジュールでなんとかなるかな?と考え、
チラシも作り、HPでの告知も大々的に行い、
稽古を行っていたら、

「これは長くなるぞ・・・」

という事がにわかに判明してきたので、
「これ以上カットすると話が分からなくなる!」
ってところまでカットしまくってみた。

しかし・・・それでも2時間を切る事は結局できず、
それならば、やはり休憩を入れなきゃ!って事で、
休憩時間を設けた結果、千秋楽1回目の公演が終了後、
ほとんど間を開ける事なく、
次の回のお客様がご入場する時間になるという
事態になってしまった。
その事を、本番数週間前に
受付サブリーダー三尾さんに伝えると

「大丈夫!なんとかします!」

と心強い事を言ってくれてねぇ。

だから初日の朝、三重県から駆けつけてくれた
三尾さんの姿を見ると、もう涙が出てきたもんなぁ。

そんな受付スタッフの皆さんの
ご尽力に応えるためにも、
いい作品を上演しなければ!って事で、
舞台関係者一同ステージに集合し、
初日気になった箇所の修正を照明さん、
音響さんも交えて行う。

ただ、じっくり確認する時間はない。
何せ10時15分には、お客様が
会場にご入場される時間となる。

手際よくダメな箇所の修正をスピーディーに行い、
千秋楽第1回目の公演の準備に入る。

楽屋入りしたのが午前9時なんだけど、
その約1時間後にはお客様がお越しになるなんて、
劇団ふぁんハウス史上初めての事。

ところが、
いざやってみると意外と大丈夫なもので、

皆さん時計を見つつ準備を進め、
この日最初のステージが幕を開けた。

昨日かろうじて成功したって手応えを
誰もが感じての演技なだけに、
逆に気を引き締めないと、
油断からくる大きなミスが起こりうる。

「落ち着いて!」
と口を酸っぱくして言い続けていたので、
この回もちゃんと稽古通りの芝居を展開してくれて、
危なっかしい箇所も何度となくあったけれど無事終了。

ロビーに出てお客様への挨拶をさせていただいていても、
皆さんとってもいいお顔で、
満足して下さっている雰囲気が伝わってくる。

で!フッとロビーの外に目をやれば、
すでに次の回をご覧になられる
お客様がもうお越しになって、
並ばれているじゃないですかぁ!

急いで楽屋に戻り、
今回の公演でのラストステージに向けての
準備に取りかかる。

のんびりくつろぐ暇はないのだが、
誰もかれも疲れた〜って感じはしない。

とにかく明るいのだよ!
しかもいい雰囲気なのだよ!

開演5分前、
緞帳幕のしまったステージに全員集合し、
今回最後のステージを悔いなく締めくくるべく、
演じられる事に感謝して、お客様に感謝して!
気持ちを込めて、精一杯演じた。

時に客席からは笑いが起こり、
時に涙をすする音が聞こえ、
客席と舞台が一体となっているのは、
舞台袖にいてもよ─くわかる。

ラストシーン、和世役の睦子さんと、
加瀬演じる習志野さんの感動的な芝居も
バシッ!と決まり、
劇団ふぁんハウスらしいフィナーレを迎え、
「明日への旅路」は大声援と大きな拍手の中、
幕を下ろすことが出来たのでした。

終演後のロビー、いつも以上の賑わいの中、
お客様へご挨拶をさせていただき、
この公演の成功を実感する。

でも、これで終わりじゃない!
これから怒涛の大片付け作業が待っている。

お客様のお見送りを終えると、
役者達はメイクを落とし、作業着に着替えて、
舞台セットのばらし作業に合流するチームと
楽屋清掃チームに分かれて作業開始。

一方ロビーでは、受付スタッフの皆さんが
ロビーブースの片付けと反省会。

本番が終わり、花束を抱えて

「お疲れさま~」

なんて言いながら、自分の荷物だけまとめて、
打ち上げ会場へ赴くなんてのは、
劇団ふぁんハウスにはまったく縁がない。

汗びっしょりになって大道具を運び出し、
すでに待機しているトラックに荷物を運びこむ。

足はガクガク・・・喉はカラカラ・・。

でもね、どのメンバーも充実感一杯だから
全然辛そうじゃないんだよねぇ。

全員総出の片付け作業を終え、
ステージに顏を出せば、
無機質な舞台が静かにたたずんでいる。

不思議だよねぇ・・ほんの数時間前は、
ここできらびやかな照明に照らされて、
笑顔いっぱいの大勢のお客様から、
たくさん拍手をいただいたのに・・・。

この儚さが舞台のお芝居なんだよなぁ・・
なんだかしみじみ。

あ〜しみじみしている場合じゃない。
ロビーにて、みんな揃ったところで
挨拶をすませ一旦解散。

その後、メンバー有志達は
3台の車に分乗し劇団倉庫へ。

倉庫に到着すると、
まだ他を回っているトラックは到着していない。

そこで、みんなで倉庫の階段に座り、
頂戴したアンケートを読み、
本番での冷や冷やドキドキ体験等で
盛り上がる。

1時間後、トラックが無事到着。
待ってました!とばかりに
道具類を倉庫に運び込み、
ケガすることもなく、すべての作業は終了!

みんなから自然と拍手が沸き起こる。

時計に目をやれば22時30分を回っていた・・・。

腹は減ったは、のどは渇いたわ・・・
だけど、今回もとんでもない事を
やりきったという充実感でいっぱい。

こうして、「明日への旅路」は
大成功で終了したのでした。

活動を続けていく中で、
精神的にも肉体的にも
しんどいことばっかりだけど、

「もう今回で最後!」って
何度も投げやりになったりもしたけれど、

こうして無事終えて、お客様の声を聴き、
みんなの笑顔を観ていると、

「また頑張ってみようかな?」

って、思ってしまうんだよね。

もちろん今回もそう!
大勢の方々に楽しんでいただけたんだから!

もっともっと上を目指して、
これからもふぁんハウスは走り続けます!

皆様、今後とも劇団ふぁんハウスを
よろしくお願いいたします。
また!お会いしまじろ〜!!!!
(まだ言うか・・)

    劇団ふぁんハウス代表
           平野恒雄