Page11 –「稽古の大切さを痛感!」


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団長の独り言 2019.12.15

「稽古の大切さを痛感!」

これまでの稽古で、細かく細かく
芝居を見直しながら進めてきて、
ようやく、
ラストまで辿り着く事が出来たので、
今週からまた頭に戻って、
今度は場面場面での精神的な部分の
さらに深いところを観る事にした。

なーんて言ったらなんか偉そうだけど、
ついつい流れで芝居を観てしまう箇所が
多々あったので、
役者がセリフを言う時、
聞いている時の役の人物の
感情の部分を細かくチェックしていくと、

あります!あります!
なんかねぇー
セリフを適当に言ってみたり、
恰好つけてしゃべってみたり、
相手のセリフなんて
全然聞いちゃいなかったり・・・。

まぁーあのね、演じる者にとっては、
ちゃんとやっているつもりだし、
お芝居としても、
一応、ギリギリ成立しているんだけどね。

でもね、それじゃーだめなんですねぇ。
より熟成したものを
お客様にお届けしなきゃね。

ほら演じる本人は
「ちゃんとやっているつもり」
だから、
客観的に観て指摘していかなきゃ
分からないので、昨日の稽古では、
細かい箇所をチェックをしつつ、
かなり時間をかけて稽古をした。

それで今日の稽古では、
昨日細かく修正した前半のシーンを、
まずは続けて「通し」してみると、
とってもいい感じになっている。
だってあれだけ細かく修正したからなぁ。

やっぱり稽古って大事だなぁ〜って、
しみじみ。

よーし!みんなのってきたので、
続いて中盤のシーンも
続けてやっていくと・・・

まるでエネルギーを感じる事が出来ない。
抜き稽古として、
一通りやったはずなんだけど、
どうしちゃったんだ!?

一人の役者の芝居が微妙に崩れると、
その崩れが微妙に伝染し始めて、
どんどん悪い方向へと転がり始める。

どこかで誰からその「転がり」に気づいて、
エネルギーを盛り返せばいいのだが、

「なんか調子がおかしいなぁ?」

と誰もが感じてはいるのに、
みんなが蟻地獄に
引きずり込まれてしまっている。

さてはて?
なぜにこんな現象がおきたのでしょうか?
それはずばり!稽古不足。

今回の稽古では、
テレビやミニコミ紙の取材の方が来られる事が続き、
その都度、ストーリー展開を
理解してもらえるようにって事で、
続けざまに「前半の部分通し」を
何度となく行ったってのがあるし、

昨日の稽古でも、
「前半シーン」に関してはみっちり行ったので、
そりゃー役者もノリノリですわ。

しかし中盤というのは、
各シーンバラバラに抜いての
稽古はこれまでもやってきたけれど、
中盤シーンを細かく稽古していないのと、
あとは代役での稽古が多かったため、
本当の意味での稽古が出来ていなかった
ってのも影響していると思う。

正直、ここまでひどい事になると
思っていなかったので、
本日の稽古では、まずフィナーレの
歌と簡単な振り付けに、
一時間ばかり時間を割いたんです。

その結果、本編の稽古を行う時間が
少なくなってしまったってのもありまして・・・。

あとは篠笛奏者の岡部さんや、
ワンシーンのみの出演ながらも、
とっても表情豊かに、おもろい芝居を
魅せてくれる松本さんも、
今日は稽古場に来てくれていたので、
その二人の稽古もそこそこ行い、
あれもこれもって、短い稽古時間に
詰め込み過ぎたので、結果として、
中盤シーンの稽古は、
流す程度になってしまったんですが・・・

これはえらいこっちゃ!

次回の稽古では、この中盤部分をしっかりと、
これでもかぁ!ってくらい稽古を行おうと思う。

はぁ・・・こういう時、
毎週土日のみの稽古だとじれったい。

でもそこはやむを得ない。
そういう条件下での活動しか出来ないのだから。
(稽古場確保の問題、私の仕事の都合等々・・・。)

でも、
だからと言ってそんな事を言い訳して、
「お芝居ごっこ」をしているようでは、
劇団活動なんてやっている意味はない。

稽古が土日だけとはいえども、
ようは皆さんの気持ちの問題だからね。

やる!って決めたのだから、
お客様に最高のパフォーマンスを
お届けするという意思を強く持ち、
一生懸命やらないかんよね。