Page6 –「前を向いて!負けない!」


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団長の独り言 2020.05.10

「前を向いて!負けない!」

劇団ふぁんハウス第38回公演
「ざ・クリーンキーパー」は、
8月14日(土)15日(日)に
板橋区文化・国際交流財団さまの
共催により、開催する予定でしたが、
この度中止を決定いたしました。

完全にコロナ騒動が収まらない状態の中、
公演に向けて物事を進めていいのかどうか?
出演予定のメンバー達全員と、
電話、ZOOM会議、メール等でやり取りをして、
議論に議論を重ねた結果です。

現段階において、
コロナ禍もやや落ち着きつつある
兆しが出てきたって感はあり、
6月からはどこぞの稽古場も
使えるようになるやもしれないのですが、
じゃー8月になって、
全てのお客様が以前のような環境で
安心してお芝居をご覧いただけるかどうか?
って話になると、
そこは誰にも「分からない」事なのです。

「やりたい気持ち」だけで、
「出来る!」「やろう!」って進めていいものなのか?
本当に悩みました。

仮に8月、コロナ騒ぎがひと段落して、
無事公演を行えたとしても、

「ご入場の際は、必ずマスクの着用をお願いします」
「消毒は必ず行ってください」
「客席の間隔は前後左右一列ずつ開けてお座り下さい」等、

お客様にお願いをして、不安を抱えた状態で
ご覧いただく事になるやもしれず、
しかも万が一、「集団感染」にでもなってしまう可能性も
現時点においてはぬぐえません。

あと稽古期間の問題もあります。
劇団ふぁんハウスが、稽古場として
利用させていただいている様々な公共施設は、
今も利用は出来ず、
だからと言って民間の施設を借りるとなると、
大幅に予算が膨れ上がってしまうのです。

それでも「やりたい!」気持ちだけで、
6月からどこぞの施設をお借りして
稽古をスタートしたとしましょう。

そうなると、毎週土日の夜の時間帯だけでは、
稽古時間が足りな過ぎるので、
ウィークデーの稽古や、
昼夜稽古の回数もうんと増やさねば
いけないという状況になります。

ここが意外とネックでして、
出演者の誰もが稽古の重要性は分かってはいるものの、
いざ稽古日数を増やし、土日の稽古時間も長くして、
稽古すべてに参加する事が絶対条件!
という事になれば、
毎回キチンと来られる人は決まってしまい、
稽古時間や回数を増やしても、
さほどの効果はないという状況になる
可能性が非常に高いのです。

そう言う事も承知の上で、
無理やり突き進めば、なんとか帳尻を合わせて
本番を迎える事も出来るかもしれません。

だって劇団ふぁんハウスは、この22年間、
どんな困難にぶつかっても必ず乗り越え、
ちゃんと大成功を収めてきたのですから。

しかし・・・今回は劇団の事情で、
困難にぶつかり、その困難を「熱意」と「やる気」で
乗り越えるのとは訳が違います。
相手は「コロナ」ってやつなのです。

出演メンバー達と議論を繰り返し、
時として激しいやり取りの中涙を流すメンバーもおり、
とても辛い時間が続きましたが、
様々な無理を押してまで、「今」お芝居をすべきなのか?
という事をよーく考えて、
この度、「8月公演中止」という結論に至りました。

でも正直、やっぱり辛いですねぇ・・・。
22年間、どんな事があっても走り止めることなく、
色々な事を言われながら、様々な困難を乗り越えながらも、
37回の公演全て成功させてきた身といたしましては、
「走りを止める」って事はとっても辛いのです。

理屈ではよーく分かっておりますが、
感情がなかなか理解してくれません。

20代の平野恒雄ならば、
間違いなく「やるぞぉ!」で突っ走っていましたね。
私って元来そういう奴ですから。

それでも「8月公演中止」を決断したのは、
今、無理をして「やりたいというわがまま」を
貫いちゃーいかん!って、
今の平野恒雄は思ったのです。

きっと30年前の私がタイムスリップしてきたら、
57歳の私(自分)の判断を強く非難するだろうなぁ・・・。
まぁーでもね80代後半の私がタイムスリップしてきたら、
「それでいいんじゃ」って言って、
理解してくれるだろうなぁ・・・って思いつつ、
さらに前を向きたいと思います。

そして1月末、赤坂区民センターにて
公演を行う事は決定しておりますので、
パワーアップした「ざ・クリーンキーパー」を
絶対に創り上げてみせます!

という事ですので、
皆様!どうか、どうか劇団ふぁんハウスの事を
忘れないでくださいね。

これからも劇団ふぁんハウスを
よろしくお願いいたします。

まけへんぞ〜劇団ふぁんハウス!