Page11 –「貴重映像発見」


『団長の独り言』PDFファイル(A4サイズ)
↓ こちらからダウンロードできます。
団長の独り言 2020.06.14

「貴重映像発見」

以前、この団長の独り言でお伝えした
アマゾンで購入の
「HI8ビデオデッキ」ですが、
無事ちゃんと届きました!
しかも予定日よりも早く!

「ほぼ新品」の表示があったものの、
30年近く前に生産が終了していて、
お値段もプレミアがついて、
ちょっとお高い買い物だっただけに、

「ちゃんと値段相応の商品が届くんやろな・・・」

と結構不安だったけれど、
本当に
「新品同様」の商品だったのでびっくり!
よくぞこんな上物が残っていたものよ!
と感心するほどです。

ちゃんと箱に入っていたし、説明書も入っていたし、
梱包もメチャメチャ丁寧だったし、
とってもご丁寧なお手紙まで同封されていて、

「通販」=「適当」「信用ならん」

って概念を完全に覆されたね。

もちろん評価をする☆の数は
5ツ星の超Aランクを付けさせて頂いた。

何度も言うけれど、
本当に「新品同様」なんですよ。
どんなルートで仕入れたんだろうなぁ?
まぁーとっても貴重なモノなので、
大事に使わないといけませんね。

その「HI8ビデオデッキ」を
ブルーレイレコーダーに接続し、
これまで埃をかぶって眠っていた
8ミリビデオカセットに収録されている
懐かしい劇団ふぁんハウス初期の頃の映像を、
まずはブルーレイレコーダーの
HDDハードディスクにダビングをして、
作品ごとにDVDまたはブルーレイディスクに焼き、
劇団ふぁんハウス作品集を作っていく。

すると、
記念すべき第1回公演「風に吹かれて」の
顔合わせの映像も出てきましたよ!

そう!顔合わせという事は、
まさに劇団ふぁんハウスが動き始めた
瞬間をとらえた映像。

演出席に22年前の私と
演出助手の三橋さん、月ちゃん、
そして制作の柴田さんが座り、
演出席を囲むように、主役の川島昭恵さんを筆頭に、
各出演者が緊張した面持ちで座っていて、
自己紹介から始まるのだが、
すでにキャスティングは終わっているようで、

「○○役の誰々です、
精一杯頑張りますのでよろしくお願いします」

ってな感じの挨拶を全員が行って、
次に制作的な話があり・・
ってな感じで映像は進んで行き、
場面が切り替わると、
おおお!野中君も登場!

現在も劇団ふぁんハウスの音響を
担ってくれている響き工芸の野中正行君が、
稽古初日の顔合わせに来ていたんだねぇ。

私と舞台図面を見ながら、
何やら打ち合わせをおこなっている姿は、
今とまったくと変わらない。

そんでもってまた場面が変わると今度は・・・
えええっ!?
もう立ち稽古をしているわ。

ビデオに映る日付を見ると、
1998年12月1日。
「風に吹かれて」の本番は1999年7月。

・・・って事は、
本番の約7か月も前の稽古初日で、
立ち稽古かぁ!すっげぇーなぁ。

何せ私は演出ってのが初めて。
ちゃんと芝居の脚本を描いたのも初めて・・・
劇団代表ってやつも初めて・・・
目の見えない人達と
ちゃんとした芝居を創るのも初めて・・・
何から何まで初めてだらけ・・・
暗中模索の船出だった。

立ち稽古の前に読み合わせはやったようだけど、
読み合わせだけでは私自身が不安だったのかな?
だからいきなり立ち稽古なんて事を
やったんだろうなぁ。

すでに点字台本、
墨字台本の両方とも揃っていたので、
顔合わせの前段階での準備を
制作さんがキチンと行っていたんだね。

制作の柴田さんはしっかりしているのに、
私はまるで自信がない。
ちゃんと成功するのかな・・・。

そういった不安があったので、
劇団東京クラブ(中村敦夫さんが創った劇団)で
共演した頼れる素敵なメンバー達に声を掛け、
出演者として、スタッフとして参加してもらって、
脚本の矛盾点とか演出での相談とか・・・
あとは役者として参加してもらいながら、
初舞台の役者へのフォロー等もお願いしたなぁ。

そんな色々な事を、ビデオの中の懐かしい
顏、顏、顏を見ていて思い出す。

その劇団ふぁんハウスが、
まさかまさか!
22年も続くなんて想像もしなかった。

今の劇団ふぁんハウスがスタートした
貴重な映像を見ながら、
熱い心が蘇り、初心に返る団長でありました。