Page14 –「お芝居が出来る日常に感謝」


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団長の独り言 2020.07.05

「お芝居が出来る日常に感謝」

劇団活動が休止してから
どれくらいたつのだろうか?
えーっと・・・2月公演が終わったのが
2月9日(日)。

その後、2月15日(土)が反省会で、
いつもの稽古場に集合したのが
最後だったから・・・

あれから5カ月!!!
ひょえー
そんなにも劇団活動なるものを
行っていないのかぁ。

土日の夜といえば芝居の稽古。
たとえその日、早朝より仕事が入って
クタクタで死にそうになっていても
稽古場に這うように行って、
真剣に芝居創りと向き合って、
「笑って」「怒って」「悩んで」「楽しんで」
って人生が「当たり前」だったのに。

そんなスタイルを
21年間も続けてきたのにねぇ。

それがどうだろうか?今の私ときたら、
土日の夜は、
必ず家でNHK7時のニュースを見ながら
晩御飯を食べている。

これが現在の平野恒雄の「当たり前」。

最初は生活の変化に戸惑っていたのに、
5カ月もそんな生活が続くと、
それが「当たり前」となって、
今じゃー
「土日の夜、7時のニュースを見ながら
家で晩御飯を食べる日常」も、
なんの違和感もなく穏やかな気持ちで
過ごせるようになっている。

いやはや、
人ってのはなかなか大したものだ。

しかしだからといって、
このまま「今の生活」を永遠に続けるつもりは
これっぽっちもない。

だって、ここまで劇団ふぁんハウスを
続けてきたんだからねぇ。

「立ち上げから現在まで」のありのままの
劇団ふぁんハウスの姿を収録したビデオを、
全編通して見直してみていると、
劇団ふぁんハウスは、
ゆっくりだけど進歩していた。

だからやっぱり、
ここで動きを止めるわけにはいかない。

まぁー集客問題やキャスト不足問題は
常に付きまとうけれど、
多くの関係者皆様、ファンの方々が
劇団ふぁんハウスの復活を待ち望んで
下さっているのだから、
「今の日常」にどっぷり浸ってしまい、
感性がぼやけないようにしなければ。

今はとにかく様々なジャンルの本を読み、
古典から現代劇にいたるまで、
市販されている脚本を手に取っては、
全キャストの役を、
ひとりで声色を変えつつ演じるなど、
脳みそと感性を動かすように
心掛けている。

ちなみにこのコロナ騒動に
突入してから読んだ本は、

「革命前夜」(須賀しのぶ)
「ステップ」(重松清)
「ボクはやっと認知症のことがわかった」
(長谷川和夫)
「悲憤」(中野太郎)

読み終えて思う事はたくさんあり、
それをお伝えしたいところだが、
私が本の感想を書けば
間違いなく長くなるので、
「団長の独り言」では省略するけれど、
どの本も夢中になって読みましたね。

その中でも「革命前夜」は、
なかなか読み応えがあったなぁ。

本を選ぶ基準は、平積みされていて、
「今!話題!」「売れてます」「おすすめ!」
みたいな事が書かれている本を
手あたり次第ってやつ。

そうやって脳みそを動かしたところで、
次回公演「ざ・クリーンキーパー」の
脚本見直し作業に手を付け始めた。

8月に上演する予定で、
脚本を書き直したはずなのに、
正式なキャスティングを終えて
読み返してみると、

演じる役者と登場人物が、
しっくり来ない箇所が私の中で出てきたので、
せっかく公演が延期になった事だし、
あれやこれやとまたまた書き直したくなり、

2月にY・Tさんにお願いをして
「脚本の矛盾点」を指摘していただいた
お手紙をまた読み返しつつ、
あれやこれやと見直し作業を行っていると、
早く「ざ・クリーンキーパー」の
稽古がしたいなぁーって、
芝居の虫が益々疼き出す。

稽古が再開したらどんな感じなのかな?
これまでの稽古始めとは
あきらかに違うだろうなぁ。

その時は「土日の夜は芝居の稽古」という
日常生活にちゃんと感謝をして、
丁寧に丁寧にお芝居ってやつと
向き合おうと思う。