Page19 –「演劇教室が始まる」


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団長の独り言 2020.08.09

8月9日(日)「演劇教室が始まる」

8月公演の中止を決めたのが5月。
公演出演メンバー全員と
話し合いをして決めたけれど、その日は茫然自失。

その数日後、公演を共催して下さる予定だった
板橋区文化・国際交流財団へ「公演中止」の
ご報告に伺った。

局長を始め担当者の方々は、
公演中止という劇団の決定はやむを得ないという事は
理解していただきながらも、すごく残念がって下さった。

そのお気持ちがとても温かくて、
劇団ふぁんハウスへの想いや期待して頂いている
お話を伺っているうちに、

「こりゃー劇団ふぁんハウスの動きを
止めちゃーいけない!」

と強く感じて、
「何かしなきゃ!」って気持ちになり、

「8月に演劇教室を行います!」

って、その場で宣言をしたのです。

すると話はトントンと進み、
6月に発行される「ふれあい」という
板橋区文化・国際交流財団の広報誌に、
演劇教室の事を掲載していただけるって
話になりまして、
「演劇教室開催」の原稿をいついつまでに
担当者の方へお送りするって段取りまで行ったのです。

さぁーそこからが忙しくなる。
何せ「演劇教室開催」するって計画は
全く立てていなかったからねぇ。
完全なる私の突然の思い付きだし・・・。

とにもかくにも、
まずは「8月に演劇教室を行う」って事を
メンバー数名に伝えると、
「いつの間にそんな計画を立てたんですか?」って、
ビックリする古参メンバーは一人もいない。

みんな私の「突然・思い付き」には慣れたもので、
まずは日程を決め、次に場所を決めるのだが、
この時点での公共施設は、都内すべて
「利用不可」ばかりだったので、
開催場所までは決められない状態であった。

ただ、そうそういつまでも
「利用不可」が続くはずがない!と踏んでいたので、
IT担当のジュヨン君にお願いして、
素敵な演劇教室のサイトを作成してもらい、
劇団hpの表紙に目立つように掲載する。

そして6月に緊急事態宣言が解除されたと
ほぼ同じ時期に、
公共施設が開放されたとの情報を得たので、
7月に入るとすぐに会場の予約、そして確保。

そうこうしているうちに、
一旦は収まったコロナ感染者数が、
どんどん多くなってきて、

「状況次第では演劇教室の中止」

も頭をよぎるが計画だけは進めて、
区からの施設利用の際のガイドラインなるものに従うべく、

「体温測定器」
「フェイスシールド」
「除菌スプレー」
「除菌消毒液」の購入・・・

あとはソーシャルディスタンスでの開催についての
注意点の確認・・等々の準備を念入りに進め、
ついに演劇教室の日を迎える。

ドキドキしながら新たに作成した演劇教室用の
カリキュラムの教材を抱えいざ会場へ行けば、
開始20分前には、
すでにほぼ全ての参加者の皆さんが集まっていたので、
検温、手の除菌を済ましていただき、
早めに来ていたメンバー達が
会場備え付けの除菌スプレーで徹底的に消毒した
テーブル・椅子のある部屋へ入っていただく。

それにしても
劇団メンバー達との数か月ぶりの再会は、
嬉しいやら恥ずかしいやら・・・
みんな元気に再会出来た喜びを分かち合うが、
勿論!個々の雑談もすべて
ソーシャルディスタンスに気をつけながら。

そうこうしているうちに
時間となったので演劇教室を開始。

まずは「初めまして」の方も数名いるので
全員で自己紹介を行い、
なんとなく心がほぐれたところで、
うーんと間隔をとっての
念入りなるストレッチを行い、発声練習へと移る。

発声練習って基礎の「キ」だけど、
演劇経験のない方や、十数年ぶりに
劇団ふぁんハウスに来てくれた
超お久しぶり!に参加してくれる方もいるし、
何より我々も、
そんな発声練習なんて何か月もしていなかったので、
基本に立ち戻り、お互い間隔をとって壁に向かい、
大声禁止での複式呼吸での発声や活舌の練習をして、

次に身体を使うジェスチャー訓練やら、
様々なエチュードやら、
窓や扉を大きく開け放ったひろーい部屋で、
大いに盛り上がる。

あっ、盛り上がるって言っても、
キチンとマスク着用だし、大声は出さないけど。

この教演劇室は、
9月末から開始される1月公演の稽古を
どんな形で進めるか?という確認作業も兼ねているが、
マスクにフェイスシールド姿でも
意外と出来るものだなぁーっていうのが
分かった。

しかし!絶対に気を抜いちゃーダメ!
劇団活動で感染者が出たら
活動自体終わってしまうから。

とにかく慎重に慎重に!
それでも、
何はともあれ新たなる形での
活動が再開できた事で、
すこーしだけまた前に進む事の出来た
劇団ふぁんハウスでありました。