Page28 –「台風と稽古と」


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団長の独り言 2020.10.10

10月10日(土)「台風と稽古と」

週末、台風が関東地方にやって来るとか
来ないとか…
そんな天気予報だったので、
「今回は稽古出来るかな?」って事が
一瞬頭をよぎった。

というのも、
去年のちょうどこの時期の土曜日の夜、
関東地方にものすごく巨大な勢力の台風が
上陸するという情報が早々と入り、
デパートもスーパーもコンビニも!
すべて昼までで営業を終え、
鉄道各社も運休するなんてすごい事になった。

そのうえ
「ガスが止まるかも」「停電になるかも」
「水がどうのこうの」と
マスコミで騒ぎ始めたものだから、
そーゆう情報に左右されてしまう私は、
台風上陸前日の夜、
近くのホームセンターに行けば、
カセットコンロのボンベの棚はぜ〜ろ〜!
2リットルのペットボトルの水もぜ〜ろ〜!
何故かトイレットペーパーもぜ〜ろ〜!

棚が「ぜ〜ろ〜」だと、
不思議なもので焦る気持ちになるもので、
意地になって地元のスーパーやホームセンター等、
数件を巡り巡ったけれど、時すでに遅し・・・。

カセットコンロのボンベはもとより、
パン、卵、あとは・・・
そうそう納豆にコメ?もなくて、
ちょっとしたパニック状態に
地元は陥っていた。

でも冷静に考えれば、
台風は何十日も留まるわけじゃないのだから、
そこまであたふたするほどの事じゃ
なかったかもしれないのに、
実際にモノがないのを見ると、
煽られてしまうんだろうねぇ・・・。

そんな事じゃーいかん!
ちゃんと冷静にならねば!
って、
それは東日本大震災直後の時にも
痛感したんだけどなぁ・・・

それなのに今回のコロナ禍では、
マスク、紙類がすべて無くなり、
緊急事態宣言が下される前夜なんて、
様々な食糧がスーパーの棚から消えてしまい、
そんな状況を見て、また私はあたふたうごめく。

それにしても、こういう時にパッ!と動いて、
水とか紙類とか、
ガスボンベとか確保してしまう人って、
そのアンテナの張り方というか、
行動力というか、すごいなぁーと感心する。

まぁー今では、緊急事態になっても
あたふたしないように、ようやく学んで(遅すぎ!)
とりあえず缶詰とか、
カップ麺とかおかし(特におかき)とか、
非常食とか、水、トイレットペーパー、
カセットコンロ用のボンベ等を
常備するようになりました。
(あとマスクだ。)

あっ!そうそう、
それで去年の今頃の話に戻すけど、
結局あの時は、とてもとても
稽古なんて出来る状態ではなかったので、
稽古はお休みしてしまった。

そんな去年の記憶が、
今回の台風接近でよみがえってきたけれど、
東京への直撃はなく、雨風がひどくなる事もなく、
無事に稽古を行う事が出来た。

土曜日の夕方、雨の中、
続々と集まってくるメンバー達は、
みんな笑顔、笑顔。

ホントに嬉しい!
こんなコロナ禍の雨の中、
皆さんが笑顔で、
元気に集まってくれるというのは
何よりだ。

早速、
前回に引き続き立ち稽古に入り、
シーン事に動きを決めていく。

細かい心情的な芝居へのダメ出しは
今の時点では、まだパスしているけれど、
私のイメージとかけ離れ過ぎているって人には、
方向性を定めてもらうためのダメは出す。

しかし基本的には、皆さんのやりたいように
動いてもらっている。

すると、
結構面白い芝居が現れてくるんですねぇ。

ただ、あまり面白さを優先し過ぎてしまうと、
脚本に書かれている「状況」からかけ離れてしまって、
話がつながらなくなる場合も出て来てしまったけれど、
そこは脚本を書いている人が演出をしているから、
臨機応変にセリフや動き等を変更して、
役者の芝居に合わせて、話を前に進めていく。

こんな演出家って珍しいかもなぁ・・・。
まぁーそれだけ、脚本をさらに盛り上げてくれる
芸達者なメンバーが集まったって事ですね。

ただ、そうした充実した稽古でも、
常に忘れちゃーいけないのが徹底した感染予防。
稽古開始前の検温、手の消毒。
どんなに熱中していても、換気を充分に行い、
マスクやフェイスシールドは絶対に外してはいけない。

動きにくい、表情が分かりづらい・・・
でも、それは今はしょうがない。

「新しい形」を模索しつつ、
感染予防に神経を使いひっそり、
でも明るく!活動を続ける
劇団ふぁんハウスでありました。