Page29 –「とにかく笑顔で!」


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団長の独り言 2020.10.17

10月17日(土)「とにかく笑顔で!」

週末、また雨・・・
野外で稽古しているわけじゃないので、
雨でも稽古には支障をきたさないけれど、
雨が降っていると、
なんとなーく憂鬱になってしまうんだよねぇ。

雨は生命にとって大事なのも分かっているけれど、
どーもねぇ・・・私はやっぱり雨って苦手だなぁ・・・。

でもそんな憂鬱な気持ちも、
平野カーが稽古場に到着し、
続々とメンバー達がやってきて、
笑顔で荷物の搬入作業を行う姿に接すると、
「よっしゃ!」って気持ちになる。

どんな時でも「笑顔」ってのは、
やっぱり大事だね。

そうそう、そういえば、
今、我々が稽古を行っている施設では、
区の吹奏楽団も練習に使っていて、
我々の稽古とちょうど入れ違いなのかどうなのか?
そちらは2トン車を横付けして、
大中小の太鼓とか、テッキン?モッキン?等の
大物楽器の搬出作業を行っていて、
何気に我々の搬入作業とかぶるのだ。

その吹奏楽団は、そーだなぁー
高校か大学の吹奏楽サークルのような
雰囲気の若者達で、数十人はいるかな?

ただその数十人の若者達は、
団が結成されて間もないのかどうなのか、
観察していると、
それほど「親しい」って感じではなく、
どことなくお互いに遠慮しつつの
搬入作業をしている。

で、この日もいつものように、
私は平野カーの後部ハッチを開け、
小道具類を車外へと降ろし、
劇団メンバーが来るのを待ちながら、
フッと搬入口に目をやると!?

劇団メンバーを呼びに行ったはずの
次女で出演者の平野美和が、
何故か吹奏楽団の若者の青年と一緒に
太鼓の搬入を手伝っている。

「あれ?なんで美和が手伝っているんだ?
知り合いかな?」

と一瞬思ったが、
それにしては美和の態度はよそよそしく、
運んでいた大太鼓をトラックの荷台付近に置くと、
青年と会話するわけでもなく、
そそくさと建物の中に入っていき、
暫くして劇団メンバーを呼んできた
美和がやってきたので、
「なんで荷物を運ぶの手伝ってたん?
知り合いか?」
と聞けば、
「全然知らない人!
でも、いきなり『そっち持ってもらえる?』って
言われたからティンパ(ティンパニ)を運んだ」

との事。

「すみませんも何もなくか?」
「うん、しかも!手伝ってあげたのに、
他に大勢いる子たちも、
『手伝っていただいて、
ありがとうございます』っとかもなかった!」

と、やや憤慨していた。

恐らく
「そっち持ってもらえる?」と言った青年は、
美和を仲間だと勘違いしたのだろう。

逆に
「なんだよ!この子、すぐそばにいるのに、
なんでティンパを持ってくれないんだよ!
気が利かねーな」

くらい思っていたかもしれない。

美和は、中学高校と吹奏楽部にいて、
現在、大学ではジャズ研究会で
サックスを吹いているから、
そのオーラ?というか雰囲気は、
吹奏楽団の若者と同じ感じがする。

ましてや今回の劇団ふぁんハウスの
出演メンバーの平均年齢は、
50歳は超えているだろうし、
どう見ても美和がこっちチームとは
そりゃー思わないわなぁ。

・・・にしても、
美和も「あっ!私、違います」と言えばいいのに、
素直に手伝うところが笑える。
稽古場のみんなも大笑い。

そんな笑顔のメンバーも、
この日の稽古からフェイスシールドにマスク。

やはりね、
今は気をぬいちゃーいけないわけだし、
慎重を期すためにも、
稽古中は全員フェイスシールドに
マスク着用を義務付ける事にした。

最初はシールドが曇るし、
なんだか煩わしい感じだったけれど、
慣れというのはすごいもので、
1時間もやっていると「この姿」が当たり前となり、
なんの違和感もなくなる。

ただこの姿、客観的に見ると、
やはり異様な光景だよね・・・。

こんなものを顏の前に付けて、
芝居の稽古をしなきゃいけないなんて・・・。
まるでSF作品の稽古でもしているかのようだが・・・
まぁーある意味SFか。

そういえば皆さんのお顔も、
ちゃんと観られていないよなぁ。
いつもマスクしているし・・・

みんなどんな顏していたっけ?
って思いながらも、
笑顔で稽古に励む日々でありました。