Page31 –「とにかく明るく!」


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団長の独り言 2020.11.01

11月1日(日)「とにかく明るく!」

昨日の土曜日、ひとまず物語の最後まで
動きや芝居をつける事が出来た。

ただあくまでも「ひとまず」なので、
まだまだ人様にお見せ出来る状態ではない。

これから、本番に向けて
さらに煮込んでいかなきゃいけないけれど、
出演者のみなさんは、「ざ・クリーンキーパー」が
どんな演出で行われるのか確認出来たようで、
今後の役作りに活かせるのじゃないのかな?
って思いつつ、また初めのシーンから
事細く芝居を付けていく事にした。

そうそう「佐々木」という
初老の男性清掃員の役を演じてくれる
三瓶裕雅さんが本日より稽古に初合流。

とても物腰の柔らかい方で、
メンバー達とも違和感なく溶け込んで下さり、
「初めまして」という緊張した雰囲気を
感じさせない素敵な方。

その「佐々木」役なのだが、
これまでは岩井君が代役として
コミカルに演じてくれていた。

彼は様々なテレビドラマやCM、バラエティー番組の
再現ドラマ等にいわゆる「ちょい役」で出演していて、
現在、本格的な役者を目指している青年なんだけど、
8月に劇団ふぁんハウスで開催した
「演劇教室」に皆勤賞での参加。

今回は「勉強のため」として、
自ら進んで「佐々木」の代役を買って出てくれて、
(今のところ)出演者でないにもかかわらず、
毎回遅刻も欠席もする事もなく、
稽古場に参加していた。

そんな岩井君の「佐々木」役も今日で終わりとなるのだが、
律儀にも「引継ぎ」の為、この日もちゃんと稽古場に来て、
実際に「佐々木」が共演者とどう絡むのか?等を
裕雅さんに確認してもらうと、
彼の動きを参考にした裕雅さんは、
味のある「佐々木」を見せてくれた。

ただ・・・全体に目をやれば、
ここのところ物語の後半部分の稽古を
繰り返していたので、
冒頭シーンからの稽古というのは
なんだか久しぶりのためなのか、
観ていて暗い感じがした。

幕開きのプロローグは、
二人の役者が
正面を向いてセリフを言うシーンなので、
さほどぎくしゃくはしなかったけれど、

そのあとにつづく「シーン1」は、
ほぼすべての出演者がドッ!と出るので、
スタンバイする段階からすんなりとはいかず、
ややバタバタしてしまう。

それでも、
いい形となって芝居をスタートさせてみたら・・・
なんだろうか?
全体的にノリが悪いというか暗い感じがして、
もたついてしまう。

それは恐らく久々のシーンなので、
みんながどことなく手探りで演じているのと、
セリフがまだウロ覚え状態なので掛け合いが上手く行かず、
ちょっとした変な間が
ところどころ発生してしまっているからだと思う。

一人一人の芝居だけ見ればそれほど悪くないのに、
十数名の出演者がすこーしずつテンポを崩すものだから、
全体を見れば
なんとも間延びした違和感のある場面となってしまった。

ありゃりゃ・・・こりゃいかん。
幕開きがこんな雰囲気だと、
何をやっているのだか分からなくなる。

そこで「明るく!」「テンポ良く!」
って事に集中してもらうと、
楽しい清掃員の姿はあちこちに現れてきた。

「そうそう!そんな感じ!!」

中には、役作りについて考え過ぎてしまい、
硬い芝居をしてしまうメンバーもいたけれど、
今の段階では事細かな役作りよりも、
とにかく「明るく!明るく!」
演じてもらう事を優先してもらう。

やっぱり今のご時世、
明るく元気な芝居をお見せしなきゃ!

みんなが明るい笑顔で稽古をすれば、
共演者同士のコミュニケーションにも
花が咲くってなもので、
その何気ないコミュニケーションが、
チームワークをよりいいものにして、
芝居にいい影響を及ぼすんだよねぇ。

そういった意味からも、
メンバー全員での「飲み会」が出来たら、
お互いの事がより理解出来るのだが、
コロナ禍が終息するまでは我慢!我慢!

芝居の稽古が出来るだけでも感謝しなきゃ!
とにかく明るい稽古を行う事に
心掛けるのでありました。