Page40 –「今度は、なんとしてでも!」


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団長の独り言 2021.01.04

1月4日(月)「今度は、なんとしてでも!」

明けましておめでとうございます。
と・・・書いてはみたものの、
新年早々、
政府が「緊急事態宣言」を発令するとの事なので、
「おめでとう」って心境ではない。

「こんな事態になって
芝居を行っていいものだろうか?」
という感情が再び沸いてくるが、

すでにチケットを購入して下さった方々が、
かなりの数いらっしゃるし、
今回はいつも以上に、
チラシ等をご覧になられた初めてのお客様からの
チケットの申し込みも続いていて、
「緊急事態宣言」という言葉がニュース等の
報道番組から流れてきた本日も
チケットのお申込みがあっただけに、
「公演中止」という事は今の段階では考えず、
更に気を引き締めて、感染対策には念には念を入れ、
ご来場いただいたお客様には安心して
観劇をしていただける環境を作るよう、
今日も劇団受付スタッフや、
共催してくださる行政の担当者の方とも
綿密な打ち合わせを済ませたところだ。

エンターテイメントってのは
不要不急なものなのかぁ・・・と、
昨年の4月、5月、ほぼ全ての
エンターテイメントがストップした状況下で
痛感させられた。

それでも6月以降、スポーツ観戦を筆頭に
歌舞伎や映画、演劇、
あとディズニーランド!等の遊園地は、
観客数の制限や感染予防対策という
「新しい形」の中で、
徐々にではあるが日本各地に戻ってきた。

それは、誰もが「エンターテイメント」も、
生活の中には必要なものなんだ!って
思って下さったからで、
だから劇団ふぁんハウスも、
「演劇は不要不急なものでない!」
と信じて、こんな時だからこそ
お芝居で皆さんに元気になっていただきたい!
との想いから、情勢をにらみつつ、
9月の初めに、恐る恐る活動を再開した。

稽古を行う前には、必ず検温と手指消毒、
そして稽古中は全員マスクにフェイスシールド姿。

夏場から晩秋の季節までは、
部屋の窓は全開でドアも開けっ放し、
さすがに12月に入ると窓を開けっ放しって
わけにはいかないので、
定期的に換気を行い、注意に注意を払いながら、
なんとか通し稽古が出来る状態にまでたどり着いた。

そんな中での「緊急事態宣言」発令。

昨年の11月頃から
感染者の増加が止まらないので、
こういう状況になるのも覚悟はしていたので
「来たか・・・」と言ったところだけど、
前回の「緊急事態宣言」とは異なり、
コロナ対策がどんなものか?という事も
あの時に比べて理解は出来ているので、
我々としては今まで以上に感染予防に努め、
あとは
政府と東京都がどう判断するか?を待ちながら、
粛々と本番に向けての準備を進める。

という事で、
年明け最初の稽古は、1月3日(日)に行った。

普段利用させて頂いている
区の公共施設はお正月休みなので、
民間のスタジオをお借りしての稽古なんだけど、
何せ初めての稽古場、噂では狭いって聞くし、

「正月ボケを修正するためのリハビリ稽古で、
読み合わせっぽい感じになるかなぁ?」

なんて思いつつ、
集合場所の某駅の改札口を通ると、
笑顔いっぱいのメンバーの皆さん。

まずは新年のご挨拶をして、
稽古場となるスタジオへ徒歩で向かう。

雑居ビルの4階まで階段で昇り、
扉を開ければ・・・
確かにいつもの稽古場に比べて
格段に狭いけれど、
それでも思っていたほど悪くはない。

部屋の奥の物置から椅子やらテーブルやらで
舞台セットを創り、時間の制約もあることだし、
なんのウォーミングアップもせず、
いきなり初の通し稽古を行った。

新年早々、しかも慣れない稽古場で慣れない距離感・・・
本当は「通し稽古」を行う環境ではないのだが、
あえて強引に行ってみると!!
いいじゃないですか!

とにかく「テンポ」が良くて、
それぞれの役者のセリフに艶が出ている。

正月に、せまーい稽古場で衣裳もつけずに
「初の通し」を行ったとは思えないほど、
クオリティーの高い芝居となっていた。

お正月の間、
皆さんがちゃんと努力していたのか?って事と、
あとはこれまでの稽古の成果が
ようやく表れたってところかもしれない。

これは何がなんでも成功させなきゃね。
次回、いよいよ本格的な通し稽古を行う。
クヨクヨ考えている場合じゃない。
大きく深呼吸をする団長でありました。