Page42 –「朝昼稽古は新鮮な気分」


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団長の独り言 2021.01.17

1月17日(日)「朝昼稽古は新鮮な気分」

これまでの劇団ふぁんハウスでは、
本番の1か月前より、昼夜連続稽古を行ってきた。

昼夜連続稽古の中で「通し稽古」を行いって、
問題点を抜き出し、最終調整をして、
芝居を完成させるというスタイルだった。

しかし今回は緊急事態宣言が出てから、
夜間の施設利用が出来なくなり、
昼夜連続稽古が出来なくなってしまった。

本番まで1か月を切ったこの時期・・・。
夜間に稽古が出来なくなるのはかなりの痛手。

「これは困った・・・」と一瞬考えたけれど、
夜間がダメなら午前があるじゃないか!
と思いつき、
施設の方と相談しつつ、午後・夜間の利用だったものを、
午前・午後の利用へと変更していただく事が出来た。

ただし、急な変更だったため、
午前と午後で部屋の広さが異なる日も
出てしまったのだが、そこはやむを得ない。

何はともあれ稽古が出来る事に感謝をしつつ、
「ざ・クリーンキーパー」と向き合う。

午前開始の稽古では、集合が午前8時45分。
本番や仕込みの日なら
この時間帯の集合ってのもあるけれど、
稽古のために早朝集合ってのは、
劇団ふぁんハウスの23年の歴史の中でも初めて。

正直、一人や二人は遅刻してくるんだろうなぁー
なーんて思っていたけれど、
いやはや・・・御見それいたしやした!

遅刻者はゼロ!
いやゼロどころか、集合時間よりも
結構早い時間で、まだ施設が開いていないうちに
全員が揃ってしまった。

そのみんなは、朝9時前とは思えないほど
ハツラツしていて、
寝ぼけ眼のメンバーはいなくて、
今が午前9時前という感覚は全くない。

それだけ皆さんがキチンと体調管理を行っていて、
稽古に集中出来る身体に仕上げてきているって事だ。

全員で平野カーの荷物を降ろし、
テキパキと手分けして「通し稽古」が出来るよう、
稽古場を「ざ・クリーンキーパー」の
控室へと仕上げ、無駄口をたたく暇もなく、
衣裳に着替えて、あっというまにスタンバイ完了。
時間は午前9時20分。
通し開始予定は10時なので、まだ時間がある。

台本に目を通すもの、
前回のダメ出しを確認するもの、
とにかく皆さん一生懸命なんです。

そうこうしていると、
舞台スタッフの鄭主永君と、
音声ガイド操作担当の平野美岐がやってきて、
続いて舞台監督の高橋さん、照明の土門さんと、
続々とスタッフさんが稽古場に集結。

前回の稽古時には、
音響の野中さんが来てくれたんだけど、
それにしても舞台監督さん、
照明さん、音響さんというプロの皆さんは、
このコロナ禍の中、とっても大変な1年だったと思うけど、
こうして笑顔で再会出来て、
一緒にお芝居が創れるってのがすごく嬉しい。

大袈裟かもしれないけれど、
「よくぞ廃業せず、生き抜いてくれてました!」
ってそう思ったもんなぁ。

こうして、全スタッフさんが稽古場に顏を揃えて
皆さんが見守る
「いつもの劇団ふぁんハウス」の風景が戻った中、
通し稽古は始まった。

テンポもかなり良くなり、
芝居の強弱もはっきりしてきてはいるが、
もう少し!

集中力が途切れた
一瞬の「セリフ忘れ」が作る変な間が
所々目立ったのが気になった点。

通し稽古を終え、各スタッフさんと
テーブルを囲んでの打ち合わせを行ったのだが、
この感覚も久しぶりで楽しかった。

その打ち合わせも無事終わり、
休憩を挟んだ稽古の後半は、徹底した抜き稽古を行い、
かなり充実した時間となる。

時計に目をやれば、16時30分!
17時には完全退館せねばならないので、
テキパキ片付けを済ませ、
帰り支度を整えて終礼を終えて、
部屋を出たらまだ外が明るい!
稽古が終わっても外が明るいなんて!
こんな事も
劇団ふぁんハウスの長い歴史の中で初めて。

ただ外はまだ明るいけれど、
朝からの稽古で身体は結構クタクタ。

それでも「まだ夕方かぁー」と思うと、
疲れもどこへやら。
「みんな、これから飲み会しましょうかぁ!」
っていう気分にすらなる。

しかし!
稽古中や普段の生活で、これでもかってほど、
感染予防に努めているのに、
一番の感染リスクの高い「飲み会」なんて、
とてもとても出来るはずもないし、
またそんな事を考える人は誰もいない!

英気を養うためにも地味に家路につき、体力を温存し、
「健康管理」を徹底し、本番に向けて闘志を燃やす、
劇団ふぁんハウス軍団でありました。