Page44 –「大成功でした!」


団長の独り言』PDFファイル(A4サイズ)
↓ こちらからダウンロードできます。
団長の独り言 2021.01.29-31

「大成功でした!」

このような時期にもかかわらず、
安全に観劇していただけるために設定をした
人数ピッタリのお客様が両日ともお越し下さり(満席!)、
スタッフも役者もミスなく、
港区をはじめとする関係者の皆様の多大なるご協力の下、
感動の渦の中、劇団ふぁんハウス第38回公演
「ざ・クリーンキーパー」は、無事幕を下ろす事が出来ました。

初日、役者にちょこまかセリフのトチリがあって、
あちゃー、はぁーって落ち込みながらも、
それでも芝居が壊れるほどの事はなく、
なんとか無事終了して、カーテンコールで
お客様への挨拶を行う瞬間、大勢のお客様が劇場に
足を運んで下さった事への感謝の気持ちやら、
ここまでの道のりを思い出し、
感極まってしまい涙で言葉が出なくて、
ぐちゃぐちゃの挨拶となってしまいました。

長い事、
私は劇団ふぁんハウスをやってきたけど、
初日の挨拶で涙で言葉でなくなるのは初めて。

まだ明日もあるってのに・・・
泣くのは無事に公演が終わってからだろう!
って思うのに、
お客様の温かい笑顔が舞台上から見えて、
もうダメだったなぁ。

当然ながら、
翌日の楽日で「成功した!」と実感し、
お客様への挨拶をする際は、
はい・・・もう号泣でした。

「メンバーから感染者が出たら公演は中止」
という事はよく分かっていたので、
稽古の初日から感染予防対策には万全を期し、
検温、手指消毒はもちろんの事、
フェイスシールドにマスク姿というスタイルで
ずーっと稽古を行ってきた中、
本番間近となった1月に緊急事態宣言。

稽古場の夜間利用が禁止・・・
20時以降の外出も完全自粛・・・。

「こんな状況では、
お客様は来てくれないかもしれない。」
「今、お芝居を続けていいのだろうか?」
「無理して開催して、もし何かあったら?」

死ぬほど悩みました。

「やる」「やらない」は、
私が決めねばならない事・・・。
責任の重圧に、
押しつぶされそうになります。

そんな事を考えながらも、
私は何かに突き動かされるかのように、
まずは夜に稽古出来ないのならば
朝やればいい!という発想の転換で、
夜間の利用禁止の連絡を下さった
施設の担当者の方と、
その場で時間変更の打ち合わせ・・。

そして、稽古時間変更をメンバー全員に告げます。
もしかしたら
「緊急事態宣言下でお芝居をするのは・・・ちょっと」
というメンバーが出るかもしれません。

しかし、全員から「頑張りましょう!」
ってとっても前向きの答えが返ってきました。

しかも緊急事態宣言後も
チケットのお申込みが続き、
そんなメンバーとお客様のから勇気をいただき、
「前へ進もう!」って決意し、
「とにかく笑顔で!」を合言葉に
ガムシャラになり、ついに公演開催。

お芝居の評判も大変よく、
結果として大成功といえる公演でした。

すっごく
大袈裟って思われるかもしれないけれど、
私達にとっては「伝説の公演」として、
劇団ふぁんハウス史に新たなる1ページを
刻むことが出来ました。

終演後のカーテンコールで、
お客様から最高の笑顔と暖かい拍手をいただき、

「エンターテイメントって、
不要不急じゃないんだ!」

って実感。

開催するにあたり、
マイナスな事を言う外部の人もいたけれど、
「やってよかったー!」って、
心の底からそう思った瞬間でもありました。

そんな「ざ・クリーンキーパー」の
感動的な一部始終を、
今回も日記形式でお届け致します。

劇場へお越しいただいたお客様も、
事情があり、お越しになれなかったお客様も、
「団長の独り言・本番編」を読んでいただき、
激動の3日間を、
一緒に味わっていただければ幸いです。

皆様これからも劇団ふぁんハウスを
末永く、よろしくお願い申し上げます。

劇団ふぁんハウス 代表 平野恒雄