Page12–「限られた時間で!」


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PDF 団長の独り言 2015.05.10

5月10日(日) 「限られた時間で!」

大型連休が終わりましたね。
その晴天の連休中、
前回号でもお伝えしたように、
劇団ふぁんハウスは、
これでもかぁ!ってくらいに
どっぷり芝居に浸かった。

連日、昼から夜まで
芝居の稽古を行ったのは
20代後半の頃に出演させていただいた
新宿コマ劇場公演の時以来!

新宿コマ劇場で思い出したけど、
そういえば、「新コマ」があった場所に
大きな複合ビルが竣工したようで、
そこには実物大の「ゴジラ」
の頭もあるという。

「あたらしいモン好き!」
のこの私、一度、見に行きたいと
思いつつも、まだ行っていないんだよね。

当たり前だろうけれど、
あの新コマの「ざ・ニッポンの劇場」
って雰囲気は、どこにも残って
いないんだろうなぁ・・・。

メイン通りからちょいっと
奥に入ると楽屋口があった。

守衛さんに挨拶をして、
全出演者の名札がかかっている
ボードから「平野恒雄」と
描かれた「赤札」を見つけ出し、
くるりと裏返して(表返して?)
「黒札」の「平野恒雄」にする。

「今日も元気に楽屋入りしたよ」
と誰もが分かるようになっている、
いわば出席簿みたいなもの。

で、やや狭い螺旋階段の途中に
神棚があるので、そこで軽く手を叩き、
お詣りをしてから、自分の楽屋に入ると、
すでに先着している共演者が数名いるので、
まずはご挨拶。

それから、とにかく化粧前に座り、
入口付近にある自動販売機で
購入した「ライチ」のジュースを飲んで、
共演者達とたわいもない話をして、

時には、前日ちょっいとミスった
立ち回りの合わせを
かるーくすることもあり・・・

あとは衣裳や小道具のチェックをして、
前の日の終演後、床山さんに
「直し」をお願いしていた
「同心」のカツラを受け取りに、
地下まで行って部屋に戻り・・

そうこうしていると、座長がご到着!
なんとなく雰囲気で分かるので
廊下に出て、キチンと座長にご挨拶。

毎日、
座長部屋へ挨拶に行かなきゃいけない
大御所もいらっしゃったそうだが、

私がお世話になった
座長さんの場合、
楽屋まで出向いての挨拶は、
初日と楽日だけでいいと
言ってくださる方だった。

でもね、挨拶はしなきゃね。

初日の幕が開いてからの数日は、
「舞台稽古」もあったけれど、
1ヶ月間、昼夜の公演なもんだから、
よほどの変更がない限り、
舞台を使っての稽古もなくなるので、
私は「剣友会」のメンバーさん達が
舞台面で稽古をしているのに
混ぜてもらい、汗を流した。

なにせ立ち回りで、
私は「座長」に斬りかかり、
刀を交え、数手の後、
胴から袈裟で切られるから、
座長に怪我をさせては大変!

だから大立ち回りの時は、
セリフを言って登場するシーンよりも、
毎回、かなり緊張しましたよ・・・

で、その立ち回りの稽古を終えてから、
いよいよメイク開始。

集合時間は一応あったけれど、
ギリギリに来る役者なんて、
誰一人いなかったよね。

みんな早くから来て、
まずは世間の空気を捨て、
ゆっくりと「役者」の世界に
入り込んでいた。

もちろん、
座長よりも遅く来る人は皆無!

余裕をもって、稽古場ないし、
楽屋に入るというのは、
舞台を行うプロにとっては、
とても当たり前のことだった。

あっ!劇団ふぁんハウスの
話から大きくそれた!

そうそう、その大型連休中は、
新コマの稽古のように・・・
いや、あの時よりも長い時間、
稽古を行った。

おかげさまで、
連休明けの木曜日は、

「役者・演出家の平野恒雄」

からの切り替えが中々できなくて、
頭の中は芝居のことがグルグルと回り、
しばらくは「俺は何者だ?」状態から
抜け出すのに時間が掛かり、
ようやく世間の浮世に馴染んだと思ったら、
はい!この土日で、
またまたびっしり稽古を行いました。

土曜日の昼間は、受付リーダーの
大田原さん、小路さんが来て、
受付スタッフ・ミーティングと
オリエンテーション。

メンバー達は昼夜共、
徹底的に抜き稽古をして、
翌日曜日は、舞台監督の高橋さんが
お越しの中での、第2回目の通し稽古。

「連休稽古」の成果が出たかどうかは、
なんとも言えないが、
一応は無事通すことができた。

その後、高橋さんと
江浦さんとの打ち合わせ。

高橋さんとの付き合いも
6年位になるんじゃないかな?

私も今じゃー、高橋さんに遠慮なく、
無茶な要求をしてしまうが、
当の高橋さんは、

「りょ・・・りょーかい!」

と笑顔で応えてくださるんだよね。

よっ!頼れる最高の舞台監督!
今回もよろしくお願いします。

そして夜は、
またビッシリ抜き稽古を行ったのでした。