Page19–「そして千秋楽は大成功!」


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PDF 団長の独り言 2015.05.31

5月31日(日) 「そして千秋楽は大成功!」

5月31日(日)ついに千秋楽を迎える。

予定ではこの日の集合時間は
12時だったのだが、
昨日、公演自体は成功したものの、
役者のミスが連発したので、
気を引き締めるためと、特訓を行うために、
集合は、開館時間に合わせた朝9時に変更!

ただあくまでも、役者に緊張感を
持ってもらうということと、
再度、転換時のスタンバイ等を
確認する稽古を行う予定だったので、

スタッフさんには、
予定通り「12時集合で」と言ったのだが、

舞台監督の高橋さん、
舞台スタッフの江浦さん、
音響の野中君、照明の土門さんも、
役者に合わせて、9時に来てくれるという。

「いや!それは申し訳ないので、
大丈夫ですから・・・」

と言ったのだが、皆さんは、
「再確認もしたいので、我々も一緒にやります!」
と言ってくださるじゃないの!

舞台スタッフさん達は、
初日からパーフェクトなんだよ。

それなのに、
役者の稽古に付き合ってくれるという。

本当にいいスタッフさんに恵まれたものだ!

心から皆さんの「やる気」と「熱意」に感謝をし、
千秋楽は全員9時集合となり、プロローグから順を追って、
本気の照明、本気の音響、そして本気の舞台転換の中、
エンディングまでビッシリと転換が絡む箇所を中心に、
再確認稽古を開始。

あまり根詰めると疲れてしまい、
逆効果になる可能性もあったけれど、
ここはみんなの「やる気」に賭け、
ぶっ通しで2時間の転換稽古を行った。

午前11時、転換稽古は終了。
各々休憩をとり、
千秋楽に向けての準備を開始する。

私はスタッフルームで、
スタッフさんと共に昼食をとり、
最終確認を済ませる。

すると、
「例のリサイタルは何時開始で?」
と、高橋さんが楽しげな目で私を見る。

実は昨日の中打ち上げの席で、
私が「いつか長渕剛さんのMyselfを
ステージで歌いたいんですよねー」
と言ったら、スタッフさん達が、

「いいですね!」
「全然ありですよ!」

となって、どんどん話盛り上がり、

照明さん、音響さん、舞台監督さん、
そして撮影会社の方のご協力の下、
なんと!
楽日のこの休憩時間を利用して、
アマティーの生演奏で、
「Myself」を
歌わせていただいくことになり、

皆様のご厚意に感謝し、恐縮しつつ
大熱唱をさせていただいたのだ。
(YouTubeにその模様を
アップしましたのでご覧くださいね。)

そしてそのミニライブの後、
13時、視覚に障害のある
お客様を対象とした舞台説明会を開催。

中学校の演劇部の生徒さん8名も
一緒に参加をしてくれることとなり、
大勢の方々が実際に舞台に上がり、
舞台セットの位置関係など、
「触って・見て・実際に椅子などに座る」
等していただいていると、
メイクなどの準備が整った他の役者達も、
舞台に顔を出してくれて、

参加者の方からの質問に
答えたり記念撮影をしたりと、
ちょっとしたファンの集いみたいなことも行い、
しばしの間、皆様との歓談を楽しんだ。

そうこうしているうちに開場時間。
昨日同様、お客様が堰を切ったように
お越しになる。

開演5分前、緞帳幕の中で、
いつものように円陣を組み、
心をひとつにして、各自スタンバイ。

ボイスエマノンさんの落ち着いた
場内アナウンスが流れ、
アマティーのピアノ演奏で幕が開き、
みんな一丸となり作品を盛り上げ、
大きなミスもなく、無事、
「ようこそ!これからの青春」は
幕を下ろすことができたのでした。

それにしても、今回は稽古期間が
短かかった上に、
稽古中、私の意図を汲み取ってくれない
芝居がずーっと続き、その上、
次から次へとトラブルも発生して、
通し稽古になっても、
「テンポの悪い台詞」は全然良くならず、

「今回の芝居は大失敗するかも・・・」

ということが脳裏をよぎっただけに、

大勢のお客様が、
「ようこそ!これからの青春」
を受け入れてくださり、
「ほんとに良かったー」という安堵の気持ちと、
お客様への感謝の気持ちがいっぱいの中、
終えることができました。

では最後に、劇中「平山」が
ラストシーンで言った言葉を借りて、
締め括りたいと思います。

「一回だけのつもりで立ち上げた
劇団なんだけど、たくさんの人たちが
私たちを待ってくださっているのでね、

本物の芝居つくりを目指して、
体力の続く限り、お客様からあきられるまで、
そして、いくつになっても
一生懸命なメンバー達のためにも、
私は劇団希望(劇団ふぁんハウス)を、
続けていこう!って思ったのでした。」

これからも、劇団ふぁんハウスを
よろしくお願いいたします。