Page22–「ワークショップ・中盤戦」(鈴木千秋版・独り言)


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PDF 団長の独り言 2015.07.19

7月19日(日)「ワークショップ・中盤戦」 (鈴木千秋版・独り言)

「団長の独り言」をご愛読の皆様、
こんにちは!鈴木千秋です。

所用で東京を離れている団長に代わり、
今週も私が担当いたします。

ようやく梅雨が明け、
暑い日差しが降り注ぐ季節となりました。

わたくしとしては、
真夏の太陽には大活躍してほしいのですが、
なにせ厳しい暑さ!
ギラギラ輝く太陽と仲良くするためにも、
こまめな水分、塩分の補給は
忘れずに体調管理をしていきたいです。

さて、7月いっぱい開催中の
ワークショップは中盤戦、
少しずつペースを上げ、
今月最終週には発表会を行う予定!

そこへ向けて基礎から積み上げていきます。

稽古の前半、ウォーミングアップの
ストレッチと基礎の発声は、
毎回鈴木が担当しているのですが、
この週末は団長が不在のため、
予め団長と打ち合わせさせていただき、
私が全体の音頭を取っていくわけですが、

皆が得意なところで
留まらないように意図したので、
難しく感じたかもしれません。

基礎講座とはいえ、
私たち劇団メンバーのレベルの
底上げも目的ですので、
受け身にならず積極的に、
意識高く取り組んでいます。

さて、今回のメインイベントは、
ウィリアム・シェイクスピアの
「ロミオとジュリエット」です。

『おおロミオ、ロミオ、
どうしてあなたはロミオ?』

という名ゼリフが、
あまりにも有名なこの作品。

舞台は14世紀イタリアの
都市ヴェローナ。

長年に渡って対立してきた、
モンタギュー家とキャピュレット家。

そのモンタギュー家の嫡子ロミオは、
身分を隠してキャピュレット家の
仮面舞踏会に潜入。

美しい少女と出会い、
そしてひと目で二人は恋に落ちるが、
その少女こそ、敵対するキャピュレット家の
一人娘ジュリエットでした。

親同士が敵対関係にあった
男女の悲恋を描いているこの作品、
禁断の恋とでもいいましょうか。

1968年に
映画化されたこの作品を初めて観たとき、
ジュリエットを演じるオリヴィア・ハッセーが
あまりにも可愛らしく魅力的で、
また、互いを思う深い愛に感動しました。

切なく美しいニーノ・ロータの音楽も
また最高で物語を盛り上げるのですよねぇ。

ニーノ・ロータと言えば、
フェリーニの「道」を思い出しますが、
話が逸れるのでここでは割愛。

そうそう「ロミオとジュリエット」といえば、
その現代劇、ニューヨークの下町を舞台に、
イタリア系のジェット団とプエルトリコ系
のシャーク団の抗争と、その中で芽生える
愛と悲劇を描いたミュージカル大作
「ウエスト・サイド物語」も忘れてはなりません。

ダンスも歌もカッコ良く、
何度も観ては踊ってみたり。

・・・と、「ロミオとジュリエット」を取り上げると、
どんどん話が広がってしまいます(笑)。

今回演じるのはロミオとジュリエットの
二人の名シーンです。

劇団ふぁんハウス公演では
絶対にやらないと言われている
男女の恋愛劇ですから、
どうなるか楽しみに観てみると、

「初見だから」、「クサい」と照れながら
恥じらいつつ演じる人もいれば、
ここぞとばかり役に入り込み、
セリフを入れ、思い切り演じる人もいます。

中には真剣にやればやるほど、
笑いを取れる人もいて(笑)。

とーっても、個性豊かな
ロミオとジュリエットが現れました。

先日、団長の俳優養成所で
同期の吉永博光さんが稽古場にお越しになり、
それこそ初見ですが、バシッと、
カッコ良いロミオを演じてくださいました。

その際、この私が、
相手役をやらせていただいたのですが、
気持ちも乗せられ、
さすがプロ!というところを
見せてくださいました。

私たちも少しでも近づけるように
ならねばなりませんね。

稽古場では同じセリフでも、
団長の演出により、
様々に感情を表現することを求められます。

敢えて何パターンも演じることで
新たな発見があり、遠回りしているようで、
より役に近付くことができます。

本稽古の時は、何度もダメ出しを受け、
その都度やり直しをすることもありますが、
そこにはたくさんのヒントがあり、
各自がやるべき役作りの一端を、
稽古場で実践しているようなもの。

ダメ出しをされるのは大変なようで、
実はいかに有難いかということも
この基礎講座で、あらためて感じます。

こんな劇団ふぁんハウスの稽古を
体験できる今回の基礎講座。

興味のある方はぜひお越しくださいね!