Page1–「基礎は基礎」


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PDF 団長の独り言 2015.09.01

9月6日(日) 「基礎は基礎」

何年くらい前からだろうか?
「夏は赤坂公演」「冬は板橋公演」
と定期的に公演ができるようになったのは?

今でこそ港区や板橋区の財団が、
共催として劇団ふぁんハウスを
バックアップしてくださるおかげで、
とってもありがたいことに、
定期的に公演を打てるようになったのだが、

8年位前までは、
ひとつの公演が終わった直後は
次の公演のことなんて
全然考えていなかった。

公演を終え、翌週に反省会を行い、
その際メンバーから

「次どうします?」との声を受けてから、
「どうしよう?」となり、

そこで
「次、やる気がある人はいるの?」
みたいな感じで、各出演者・スタッフの
「やる気」を確認し、
平行してアンケート結果等、
観劇してくださったお客様の声も
しっかり読ませていただき、

数週間かけて私の「闘志」が
メラメラ燃え始めると、

「よっしゃ!次もやるかぁ!」

となって号令を掛けて、
そこからバタバタと次回公演のことを
決めていたような気がする。

それが今や、多くのファンの皆様、
応援団の皆様に支えられて、
また各行政の方々からは、
様々なご指導をいただきつつ、
劇団ふぁんハウスとしての
実績を積み重ね、

劇団内での制作部門も、
メンバー達が責任を持って
作業をしてくれているおかげで、

「ふぁんハウスは、
ちゃんとした公演を行う団体」

として信頼していただくようになり、

気がつけば、何度も書くようだけど、
大変ありがたいことに「定期公演」を
打てる劇団となった。

先日、ある映画制作会社の
プロデューサーの方々と
お話をする機会があったのだが、

「17年間続けている劇団」

というと、「ほぉー!」と
感心してくださったので、
やはり継続するというのは、
大切なことなんだなぁーと、
今更ながらシミジミ思う。

その制作会社に、
劇団の資料として、
過去に劇団ふぁんハウスが出演した
数々のテレビ番組を収録したDVDを
お渡しする事となったので、

我が家にある「劇団関連棚」の中から、
ゴゾゴゾとVHSビデオを、
次から次へと取り出し、
ダビング作業を行えば、

映像の中には、
約10年前のイケイケな雰囲気を
身体全体に出していた私がいた。

カメラの前で偉そうな事を
言っていたのが、
ちょっと小っ恥ずかしかったけれど、
劇団ふぁんハウスへの想いや、
活動するスピリッツなんかは、
今とまったく変わらず、
全然ブレていない!

それがいいのかどうなのか
分からないけれど、
この画面の中の30代後半から
40代前半の偉そうな「平野恒雄」が、
今、私の目の前に現れたとしても、

「偉そうに若造が!
分かったような事をぬかすな!」

とはならず、
この恒雄青年に好感を持ち、
一緒にふぁんハウスを
盛り上げていけるだろうって、
52歳(もうすぐ53歳)の
今の私は思って観ていた。

さて、
そんな過去の自分に刺激を受けながら、
この土曜日から始まった
劇団ふぁんハウス演劇教室は、

基礎!基礎!基礎!

基礎って、正直退屈で、
決して面白いモノではないし、
基礎を身につけるには
時間もかかるのだが、

劇団ふぁんハウスという集団は、
類まれなる才能のあるメンバーが、
いるわけじゃーない。

だからより一層、
基礎をしっかり身につけなきゃ
いけない。

分かっちゃいるんだけど、
本稽古に入ると、
作品作りを優先してしまうため、
基礎がないがしろになってしまい、
稽古中、私は結構やきもきしてきた。

そこでこの9月は、「演劇教室」で、
基礎訓練をみっちり行うことにした。

まぁーたった1か月で
基礎が身につくなんてことは
あり得ないのは分かっちゃいるが、
それでも各役者が

「芝居を演じるための基礎」

を意識して、日常生活を送れば、
必ず少しずつ進歩するはずだと考え、
この日のレッスンは、

「普通に歩く」
「様々な感情で歩く」
「誤魔化さないで発声を行う」
「朗々とセリフを言う」

等の基礎訓練を3時間たっぷり行った。

いえね・・・決して楽しむために
やっているわけじゃないけれど、
それでも元来「気にしいー」の私は、

「こんな基礎レッスンで大丈夫だったかなぁ?」

とやや自信なさげに、
それとなくメンバーに感想を聞けば、

「充実していた!」
「面白かった!」

と言ってもらえたし、

基礎訓練を通して、
メンバーの新なる一面も発見できたので、
初日はまずは成功だったかな?と思えた、
今週の演劇教室でした。

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